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コープでいいよ〜♪

今年6月の帰省一日目。
姉とめいっこおいっこ3人が、
迎えがてら実家に遊びにきてくれた。
2歳半になったおいっこは、ことばの爆発期のまっただなか。
ひょうきんな性格もあって、
ニコニコ、ケラケラ、マシンガンのようにおちゃらけるおいっこ。

ママの太ももの上に乗り、
「おでかけ〜。おでかけいってくださ〜い」
と、楽しそうにしている。
ママも、
「おでかけ〜」のタイミングに合わせて、
足を曲げたり伸ばしたり。
ママの上で、鳩時計みたいになってるおいっこが、
ほんとうにかわいい。

おとなが、みんな笑っていた。
だけど、弟がちやほやされるとおもしろくないのはめいっこ。
おいっこの
「おでかけ〜」に、
「おでかけどこがいいのー?」とまた、
笑いが起きる。
すると、

「えー、すーちゃんだったらコープ!!」

不機嫌そうにめいっこが返答。
弟から、おとなを取り返そうとする。

え、コープでいいんかい!!(笑)
どうせなら、もっとふだん行けないようなところ言いなよ〜。
と思っていたら、
再び、

「コープ行きたーーい!!」

と不機嫌そうにめいっこ。

「すーちゃん、コープでいいの?」

と私。可笑しくて口元がゆるむが、ばかにしたように聞いてはいけない。
めいっこは6歳にして、すでにプライドが高いのだ。

…そこでなぜかおいっこが動きを見せ始めた。
両手を高く上げ、少し上を向き、
ニヤニヤして、

「コープでいいよ〜♪ コープでいいよ〜〜♪♪」

と、おどった。

一同、爆笑。

なんて、なんて、
安上がりでかわいいこどもたちだろうか。



おいっこのチャイルドシートが外れるころ、
私がこのこたちを最初に連れて行くのは、

きっとコープなんだろうなあ。


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