アコギとマイライフタイム


さてと。登録後、6ヶ月放置していたnoteに触れてみる。


去年の暮れ、40歳になった。自己紹介をすべきところなんだろうが、私は~な人間で・・なんて紹介は、なにか胡散臭いというか、紋切り型で伝わる人物像などたかが知れている。何かを語る中で、私っていう人間の輪郭がこれを読んでくれる人に少しずつ伝わっていけばいいと思う。読む人が現れるのかどうかさえ、今は分からないけれど。
アコギ。アコースティックギターとの付き合いは、大学時代に渋谷のイシバシ楽器でキャッツアイの安いモデルのアコギを買った時から計算すれば、約20年ということになる。中3で読み始めた司馬遼太郎の小説だって、20年は読まなかった。同じ聴き始めた山崎まさよしやサニーデイ・サービスの音楽も、今ではあまり聴かなくなった。趣味もまた、そこに向かう情熱を維持するにはそれなりの仕掛けのような装置を必要とするらしい。
ギターを3XX本買ったアホウのお薦めギターと音楽 というサイトがあり、推測だが、300本以上ギターを買ってきた人が書いているらしい。非常にアコギについて真摯に向き合ったサイトであり、興味深い記事が多い。私も、このサイトに触発されて自分が弾いてきたアコギについて書いていきたいと思ったのである。
私が保有してきたアコギの本数は、30本には届いていないが、20本は超えている。20年で、20本以上。はっきり言って馬鹿げた本数で、音楽を奏でるという目的で言えば、それなりのアコギで満足して、3,4本くらいでやめておくのが健全な態度だと思う。ただ、20本以上のアコギそれぞれに個性があり、優劣もまたある。プレイスタイルや弾く音楽によって、向き、不向きがギターにはあるが、音色という点で、良い、悪いは絶対にあると思う。そうした音にまつわる情報は、共有するに値する情報だと思うのである。だから書こうとも思う。「とも」というのは、個人的な動機として、過去のギターたちについて語りながら、自分自身の音楽生活を振り返りたいということがあるからなのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?