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【2選】杉田 浩章・著『プロフェッショナル経営参謀』

今日は、杉田 浩章・著『プロフェッショナル経営参謀』を読んで、
個人的にすぐに実践してみようと思ったことを2つ紹介します。

尚、紹介する2つの箇所は経営参謀というポジションでなくても、すぐに使える内容です。

1、相手に質問されたらとっさに対症療法的な答えを返さない。まずは相手の言うことを一度飲み込み、間を置いてから答える。

著者は本書の中で、下記を推奨しています。

自分の中で決め事を定めるのは能力を鍛える良いトレーニングになる。そのトレーニングの1つとして、対処療法的に答えない、相手の質問などを背景を含めて理解する

本書で、「相手をハッとさせることに貪欲か?」とあります。

相手の質問に対し、相手をハッとさせる回答をするために、相手の質問に対し、1つ1つ間をとり、深い理解をするための質問をする必要があるのです。

2、ラップアップミーティングの事前組み込み、当日の実施

ラップアップとは、会議や打ち合わせ、商談で話したことを最後にまとめること。

このラップアップは以下の2つが考えられます。

①会議の最後にラップアップを必ず行うこと
②会議終了後に、社内の関係者とのMTGを事前にセッティングしておくこと(ラップアップミーティング、10〜30分)

▼上記のラップアップミーティングの項目
・今日の議論のポイント
・次のステップに向けた重要な論点が何か
・次のステップに向けたタスクの洗い出しと役割分担

・・・

個人的には以前プロジェクトリーダーに任命され、まとめあげた最後のフェーズで、経営者にひっくり返された時のことを思い出しました。その前に本書の下記の箇所を読んでいたら・・・と。

経営者が最後の最後になってちゃぶ台をひっくり返した時に、恨みつらみを口にしたくなるのであれば、それはまだ経営が他人事である証。自分事であれば経営層が何に悩み、葛藤しているかを深く理解しようとする視点が生まれる。そして自分が社長だったらという覚悟を持って、意思決定に関わる時には経営層を怒らせることも承知で、本質に迫れるようになる。

経営者と仕事をする際に、参謀として持つべき心構えや取り組むべきこと、陥りがちな罠など体系的に書かれている本書。

経営参謀として経営者と仕事をする方はもちろん、将来、そのような役割を担いたいと思っている方は早めに読むべきだと思いました。

本日は以上です。また来週。

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