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小説

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記事一覧

幸か不幸か

 大陸の端に位置する小さな王国で、ある法案が秘密裏に可決された。「不幸な者に死刑を処す」…

とよ
5年前
5

スペルノーバ 2

1を読む  初めて「星」を見たその夜から、あの光の虜になった。恋とも違う、初めて抱く感情…

とよ
5年前
4

スペルノーバ 1

 10月の夜9時。僕は明日締切のレポートを完成させるため、ノートパソコンに張り付いていた。…

とよ
5年前
3

海辺の坂道

(即興小説トレーニングに以前投稿したものに加筆・修正をしたものです。 お題:限りなく透明に…

とよ
5年前
1

青い言葉

(即興小説トレーニングに以前投稿したものに加筆・修正をしたものです。 お題:淡い衝撃 必須要…

とよ
5年前
4

行きたい場所

(即興小説トレーニングに以前投稿したものに加筆・修正をしたものです。 お題:幸福な霧雨 制限…

とよ
5年前
8

【短編小説】流れる音楽

何もしたくない。 部屋に見合わないサイズのベッドに大の字になって横たわる。 目に入るのは白い天井と照明。電気を消すことすら面倒くさい。 スマホから大音量で音楽を流し、濁った世界との柔らかな壁を作る。世界の全てに苛立つ今、その世界を遮断するには音しかないのだ。 歌詞の意味を理解するとか、自己投影するとか、そんな余裕もない心にはなんの感情も沸かない。揺れた空気に身を預けてたゆたうだけだ。 私はいつからか音楽に内容ばかりを求めるようになってしまった。コード進行、歌詞

【短編小説】あの日の痕

(即興小説トレーニングに以前投稿したものに加筆・修正をしたものです。 お題:コーヒーと部屋 …

とよ
5年前
5

【短編小説】トロッコ

(即興小説トレーニングに以前投稿したものに加筆・修正をしたものです。 お題:免れた真実 制限…

とよ
5年前
4

【短編小説】失う

(即興小説トレーニングにて執筆したものに加筆・修正をしたものです。 お題:彼が愛した狂気 制…

とよ
5年前
5

【短編小説】明くる日の昨日

   薄暗い廊下にコツン、コツン、と堅い革靴の足音が響く。  いつものように自分の独房の前…

とよ
5年前
6

【短編小説】置いて行かれる

(即興小説トレーニングに以前投稿したものです。 お題:許せない情事 制限時間:30分 即興小説ト…

とよ
5年前
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【短編小説】地に足つける

(即興小説トレーニングにて執筆したものに加筆・修正を加えたものです。 お題:アルパカのカッ…

とよ
5年前
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