見出し画像

Windows11にアップグレードでもするか・・・

 Macの方は関係ない話だが、Windows10のサポート期限は2025年10月14日となっている。
 まだ猶予があるものの、いずれWindows11にアップグレードしなければならない。

 大昔はMacユーザーだった私が、今ではWindowsPCしか持っていない。
 Macが趣味品だったあの頃は、しょっちゅう強制終了して楽しませてくれたが、現代のMacは安定志向になってしまって面白みが無い。
 デザインがカッコいいって?
 確かにオシャレ感は出しているが、昔ほどではない。
 昔のIBM PC(DOS/V)とMacの違いほどではない。
 アプリケーションが安定して稼働するなんて、ちっとも面白くないし、改造にお金が掛かり過ぎるのも悪趣味だ。
 その点、現代のWindowsPCは単なるビジネス用の域を出て、趣味品的な側面がある。その意味で受けが広い。
 あー、あの当時のMacは素晴らしかったなぁ。
 手が掛かるほど可愛いという意味での素晴らしさだけれど。

 あの頃のMacの趣に心を寄せながらも、その甘い思い出を振り切って、私はWindowsのアップグレードについて調べ始めた。

無償アップグレード

 行列をなすWindowsOS購入者がいた時代が懐かしいが、Windows11へのアップグレードは無償だ。
 とは言え、ハードウェア要件がやや厳しくて、ハードウェア的にセキュリティ対策がされていない機種だと、アップグレードに対応していない場合がある。

 幸い私はどこのメーカーのものでもない自作PCなので、ハードウェア的要件は備えていることを確認している。そこでWindows11へのアップグレードを試みたのだが・・・。
 無償だからという訳では全然無いが、一筋縄ではいかないところが現代のWindowsの利点だ。

ブートディスク

 皆そうだと思うが、私のPCでもOSはCドライブに入っている。
 PCの電源を入れた時には、複数のメディアが検索され、OSが入った記憶メディアからOSが読み込まれることになる。メディア検索の順番はPCの主基板(マザーボード)の制御ソフトで設定出来る。
 せっかちな私はPCの起動が遅いとイライラするので、CドライブはM.2 SSDをマザーボードに直挿ししている。

 Windows11へのアップグレード方法についてはネットに色々書いてあって、それらを参考に作業を進めた。
 まずは、ハードウェア要件を満たすため、マザーボードの制御ソフトで設定変更が必要のようだ。
 この制御ソフトは古くはBIOSと呼ばれ、最近ではBIOSの上位仕様となるUEFIが主流になっていて、私のPCもUEFIになっていた。
 実はこの辺りから私の知識が曖昧になっていたのが問題の原因だったのだが、ネットの解説通りに設定をして再起動した。

 お察しの通り、Windowsが起動せず、UEFIの画面になってしまう。
 もう一度UEFIの設定を戻して再起動すると、今度はちゃんと起動する。
 どういうことだ。

 調べてみるとMBRとGPTという用語が出てくる。「BIOSでインストールすると MBR、UEFIでインストールすると GPTになります。」なんて書いてある。
こうなるともはや良く分からないが(大筋は分かるけれども詳しくは分からない)、OSの入ったメディアをGPTフォーマット(?)しなければならないということらしい。
 ということで、どうにかGPTフォーマットに出来ないかとやっていたのだが、変換ツールなるものがあるにはあるが、私の場合はどうやら出来ないようだということになった(詳しく語るに足る知識がない)。
 仕方が無いので新しいSSDを買って、それをGPTフォーマットした上で、そこに現在のシステムディスクを一旦クローンしてSSDを入れ替えてやろうと思い立った(結果的に間違った方法だが)。

クローニングで苦労人

 新しいSSDが届き、GPTフォーマットしてから既存のSSDをクローニングした。
 PCの蓋を開けてSSDを入れ替え、起動した。
 すると、見たこともない綺麗な水色の画面。
 OSが見当たらない、というようなメッセージが書かれている。そんなことは無いだろう。さっきまで動いていたんだから。

 ただ、SSDを取り外す時にちょっとむりやりっぽくなってしまって変な音がしたのを思い出した。
 まさか、コネクタを破損させた? そのせいでSSDの読み込みが出来なくなった?

 ひとまず、SSDを元のに戻して起動してみた。
 やはり水色の画面。
 こんどはいよいよ私の顔まで青くなってきた。
 まずいよ、これはまずいですよ、と言いながら外したSSDを外付けにしてUSBで接続してPCを起動してみた。
 何回か起動に失敗したが、最終的に起動した。
 つまり、OSは入っているしSSDのそのものは死んでいないが、SSDを直挿しすると使えない。ということは、やはりSSDのコネクタが壊れたか。いや、壊したか。
 諦めの境地ではあったものの、もう一度直挿しSSDを入れ替えてみて、起動することにした。
 その時、ふと何かで読んだ気がして、システムディスク以外のSSDコネクタをすべて外してみた。

 起動するじゃありませんか。

 どうやらM.2 SSDを入れ替える時は他のHDDやSSDを外しておいた方が良いらしい(という私の判断)。
 そうしておけば、あの綺麗な水色の画面は拝めない。
 ようやく無事起動したものの、もちろん、GPTにはなっていません。だからこのままではWindows11は入れられません。 もちろんとは言ったけれど、さっきGPTフォーマットしたと言ったじゃないですか? と聞こえてきた気がしたが、違うんです。
 たしかにGPTフォーマットしましたよ。しましたけれど、MBRフォーマットされたシステムディスクをそこにクローンしたのです。その時は私も気づいていなかったのですが、クローンってそっくりさんってことですよね。つまりGPTで下地を作ってあっても、その上から強制的にMBRさんが書き込まれたということですよ。
 せっかくのクローニングが意味なかった。

面倒くさいが

 システムディスクにはOS以外のソフトがたくさん入っているので正直面倒くさいが、いろいろ考えるとOSを新規インストールした方が良さそうに思えてきました。
 面倒くさいですが。

 あー、面倒くさいけれど、クリーンインストールが良い気がしてきた。
 ここらでまっさらな状態に戻ってみるのも良いかもしれないと思えてきた。

 そこで、Windows11のインストール用USBを作るために、USBメモリを注文したとさ。
 でも、面倒くさいなぁ。

つづく、かも。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?