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緑内障予防に眼科を受診してみよう!

 医者の回し者ではないが、中年になったら緑内障の検査をしてみることをお勧めする。近視が強い人は特にそうだ。
 テレビやPCに始まり、YoutubeやInstagramが流行っていることからも分かるように、視覚に頼った生活が中心の今の時代、視力を失うことほど困ることは無い。
 それでも、メガネやコンタクトレンズがあるし、糖尿病にでもならない限り失明なんてことは有り得ないと思っていないだろうか。

 しかし中高年の失明原因の第一位は緑内障なのだ。しかも患者数は全国で400万人、実に40歳以上の20人に一人が患っている目の病院だ。この数字には検査を受けていない人は当然含まれていないから、隠れ患者を含めれば実際にはもっともっといるだろう。

 緑内障は進行性の病気で、しかも長い間自覚症状がない。検査をしないと気が付かない症状がある。
 気が付かない程度なら良いではないかと思ったあなた。違うのですよ。
 最初は周囲の視野から欠けたとしても、それがやがて中心部に広がる。
 緑内障によって失われた視野を治療によって回復することは出来ないから、見えづらいと気付いたときには手遅れ。
 だから予防的治療、症状が進行しないようにする治療が大切と言われている。

 私の場合はたまたま目の怪我をしたときについでに視野検査をして発見された。眼圧は正常値だから眼底検査や視野検査をしなければ気が付かなかったはずだ。視野の一部が欠けているが中央部ではないため日常生活に支障はない。
 以来、定期的な視野検査と点眼薬で経過観察しているが幸い症状の進行は無い。

 緑内障は眼圧が上昇するタイプとそうでないタイプがあって、私の場合は後者。眼圧は正常値だが、近視が強いため眼球が変形して視神経を圧迫しているらしい。そもそも近視というのは眼球が前後方向に伸びるように変化することによって起こるというから、大袈裟に言えば近視の人は皆、緑内障予備軍と言えるだろう。
 近視の人は、見え方に違和感が出る前に眼科を受診されては如何だろうか。

おわり

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