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机を新調しました

 在宅勤務が増えたせいか、昨年から自宅のデスク回りをアプデ―トするYoutube動画が多い。特に多いのがIKEAのキッチンワークトップ KARLBY(カールビー)と引き出しのALEX(アレクス)を組み合わせて机にするというもの。

 もともとIKEAには、テーブルトップのLAGKAPTEN(ラグカプテン)とALEXを組み合わせたデスク商品があるが、流行っているのはテーブルトップではなくキッチンワークトップを使用するものだ。


 今まで私は、IKEAのMICKEというデスクを使用していたが、天板の中央部が少し沈んできていたのと、モニターを3面置こうとするとギリギリの大きさなのと、何より困っていたのは、天板の周囲に出が無いので、天板を挟み込むような取り付け金具を利用するモニターアームやハンコンを取り付けられないことだった。写真では分かりにくいと思うがMICKEは机背面も挟み込める構造で無いのだ。手前側は引き出しがあるので引き出しを少し開ければ挟み込めはする。これまでハンコンの類は利用する時だけ、そのようにして取り付けていた。

きっかけ

 以前からキッチンワークトップを使って机にしようかと思っていたがどうしても必要ということでもなく、あまりモチベーションが上がらなかったので放置していた。
 それが何故今回重い腰を上げたかというと、要するにハンコンを使いたくなったからという理由。ハンコンが使いたくなったのは、この方の動画を見たから。

 実車も乗りながら、ガチなレーシングシミュレータを実践しているピカーさん。以前も見たことがあったが、だいぶご無沙汰だった。久々に覗いてみたら、むちゃくちゃ立派なレーシングシミュレータになっていた。初心者の大人向けのハンコン解説動画も上げていて分かりやすい。なぜ大人向けかと言えば・・・。是非動画を見て確認して下さい。

 と、まあハンコンを取り付けたいがために机を新調しようという気になったというわけだ(実は私の場合は自動車のハンコンではなく、フライトシミュレーターのハンコンなのだが。飛行機用なのでハンコンというよりフライトヨークですね)。

在庫の確認

 念のためIKEAのサイトで在庫を調べてみると、ワークトップの在庫がない。そうか、それほどまでにみんな買っているのか。
 唯一在庫が残っていたのがEKBACKEN( エークバッケン)のマットチャコール色。

 本当は木目の方がいいなという思いと、他と少し違った方が面白いかなという思いが一瞬交錯したが、在庫がいつ補充されるか分からないし、これで行こう! と決断。

 天板はこれで良いとして、下はどうするか。
 最初はALEXを両サイドに置いてと考えてたが、足元が広い方が良いだろうと思いなおしてデスク脚ADILSを3本を取り付けることにした。

調達

 天板と引き出しがそれぞれ20kg以上の重量があってとても一人ではハンドリング出来ないので、大学生の息子に頼んで一緒に買い出しに。日曜日の朝一でIKEAに行き、ショールームをパスして在庫棚に直行。
 品番は事前に調べてあったので、店舗の検索PCで収容されている棚番号を調べる。この検索PC、タッチ式画面とキーボードなのだが、普段マウスとキーボードに慣れている私は、何度もマウスが無くてどうやって操作するんだと思う場面があった。息子に画面をタッチすれば、と言われてハッとする。
 購入リストアップした商品のうち、ワークトップだけは店員に聞いてと書いてあったので近くで作業していた店員に聞いたところ、インフォメーションカウンターに行ってくださいとのこと。「i」マークのカウンターに行って商品番号を言うとA4の購入用紙が発行され、これをレジに持っていき清算後に受け取りカウンターで商品を受け取ることが出来る。
 ガラガラの時間帯なのでスムーズに購入が進んだ。
 案の定、重くて一人では持てずカートや車に載せることが出来なかったので、一緒に行ってくれた息子に感謝!

組み立て

 IKEAを安くておしゃれな家具を提供してくれる家具屋さんと勘違いしている人が多いと思うが、そしてIKEA側もそう思わせようとしている節があるが、IKEAは家具屋ではなく、家具組み立てキットの販売と、ショールームというテーマパークを運営している会社だよね。
 家具に関して言えば、IKEA側にとっては組み立てる手間が省け、購入者側は組み立てる楽しみを得られるWin-Winの関係が成立しているとも言えるが、組み立てなんて面倒くさいという人も相当数いるだろうし、いくら車で行ったところでこんなの車に乗らないよ、というような大きくて重いパッケージのものも多い。そういう意味で全然客目線のサービスになってはいないのに(店員も外資系的淡々感があるし)、そう思わせないマーケティングというか、洗脳が凄いなぁと思う。
 私にとっては組み立てが楽しいのでIKEAとWin-Winになれていると思うけどね。


 組み立てる度に、今回は多少時間が掛かったけど次はもっと速く組み立てられるぞ、と思うんだけど同じものを作る次回はやってこないんだよね。
 それにしても文字が無くて絵だけの組み立て説明書にはいつも感心する。向きを間違えていたことに途中で気付いて戻ることはしばしばあるけど。
 きっとあの説明書は絵の読解力に長けている幼児の方が理解が早いだろうと思ったりもする。間違い探しをやっている気分にさせられる場面があって、その度に絵と材料を交互ににらめっこして手が止まる。楽しいね。
 簡単に組み立てられるよう工夫された設計と組み立て金具、いたってシンプルで、高級でも特殊でもない材料なのに何だかオシャレな家具の様に思わせる洗脳(?)のお陰で、我が家にまた一つIKEAの家具が増えた。

完成

 のこぎりを使うことも塗料や刷毛を使うこともなく、自分の手で家具が完成していく過程を経験出来るのは、この上なく楽しい。
 今回は、Amazonで購入したケーブルオーガナイザーを天板下に取り付け、Amazonベーシックのモニターアームを使ってモニター3面化した。このモニターアームは某メーカーのOEMで価格が抑えられている上に、タイムセール対象になることがあるのでお薦め。
 このケーブルオーガナイザーも必要十分で、メッシュなのがケーブル取り回しに予想以上に良かった。

 で、完成したのがこんな感じ。

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 結論を言えば、この天板に使用したマットチャコールは商品説明ページのコメントにある通り「ワークトップ表面はベルベットのような柔らかな手ざわり」でとても良い。大正解だった。黒だから多少汚れが目立つかもしれないが、もともとキッチン用の材料なので清掃は簡単。
 広々使えるデスクトップが快適です。

(翌日全身が筋肉痛になったことは内緒です)

おわり

【使用してみた感想はこちら】


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