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猫好きのゲーマーは悩ましい

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最近の流行りは、ネットを介して複数人でプレーするゲームだ(と思っている)。

だが、これが問題だ。

飼い主の机にひょいと飛び乗ってPC作業の邪魔をする猫、という動画を見たことのある人は多いだろう。
猫にもいろいろいて、それぞれ個性があるだろうから、一概には言えないが、猫を飼っているとそれに近いことは良く起きる。

私の主戦場であるPCゲーム「Alex Legends」も、3人1チームで戦うゲームだ。
友達を作りたがらない私にはこれといってゲーム友達がいないので、ほぼ一人で参戦している。つまり野良というやつだ。
ということはチームの他の2人は赤の他人で、たまたまマッチングした方々。こちらの事情は当然何もしらない。

そういう時である。
つまり、マッチングした瞬間、足元を何かが通るのは。

脚に何かが触れた気がして下を見ると、奴がいるのである。

こちらを見上げて何かを言っているのである。

そして地上に降り立ち武器を漁っていると、奴は人の脚を噛んでくるのだ。
思わず「???」とやりたくなるが、奴には通じない。

席を離れれば他の2人のプレーヤーに迷惑が掛かるから離れる訳にはいかない。

奴のことは無視して漁りを続けていると、当然ながら接敵したりして、銃撃戦になる。

しかしだ。

足元では、爪という武器を使って私の脚に手を掛けてくる奴がいる。

画面内では銃撃戦。
足元では猫の攻撃を巧みにかわさなければ流血騒ぎになってしまう。というか引っ掛かれると何故か痒くなる(何故か、ではなく猫アレルギーだ)。


強い味方が敵を倒してくれて、マップ上を次の安地目指して移動中に、こんどは左下から「ハグ、ハグ、ハグ」という音が聞こえてくる。

奴がヘッドフォンのケーブルを噛もうとしているのだ。

そんな時、画面上には再び別の敵だ。

おいおい、ケーブル噛むな! とさすがの私も声を荒げて手で制しようとするが、如何せん画面上での戦いに両手が塞がっている。

セルの回復タイミングでヘッドフォン・ケーブルを見ると、くっきりと歯形が残っていたりする。

猫なんて。

猫なんて、飼うものではない。
ゲームの邪魔をされるくらいないら。

でも、そのうち大人しくなって足元で何故かゴロゴロ言い出したりすると、「もうちょっと待っててね」なんていう猫なで声が聞こえてくる。

おっと、それは自分の声だ。

うーん。

早いとこワイヤレスのヘッドフォンにすべきだろうか。

おわり

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