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ケーブル整理用具をつくってみた

 前から気付いていて、妻からは何とかしてと言われ続けていたのだが、リビング・ダイニングのテレビボード裏は大変なことになっている。
 線という線が絡み合ってスパゲティ状態(最近はパスタ状態というのだろうか。パスタでは何か違う気がするが)で、しかもそこに埃が積もっている。

 我が家では、テレビボードにテレビはもちろん、AV機器の全てが置かれている他、リビング用のミニPCもある(こちらの記事で紹介したPC)。Wifiルータもハブもある。
 プロジェクター交換に伴う配線変えが必要になってAVアンプにHDMIケーブルを配線し直さなければならなくなったのだが、埃の中に突入して作業するのは躊躇されたため、まずは清掃を兼ねて配線整理をしよう、となった。

 整理整頓の基本で、まずは外せるだけの配線を外し、機器の配置を見直し、使用しないで済む機器やケーブルは除外した。もちろん、ケーブル1本外すごとにウェットティッシュで埃をぬぐい、棚板を拭き、機器の天板を拭きということを繰り返す。
 テレビボード裏のスペースとそこへのアクセスは人一人が入るのがやっとで、身体の硬い私にとっては出入りするだけで難儀な動作だ。

 私が整理整頓で良くやってしまうのが、単に外して元に戻すだけで、結果、以前と何も変わっていないことに作業後に気付いて唖然とするというもの。
 いつも通りではまた作業前と変わらない状態になるだけなのが目に見えていたので、ケーブル整理に当たっては、何か飛び道具が必要と思って、サムネ画像のようなケーブル収納整理用モール(?)を3Dプリンタで作ってみた。市販品を真似ているだけなので目新しさは無いだろう。

 ところが、我が家のテレビボード裏には、このケーブルモールを沢山並べるほどスペースがなさそうなことと、15cm長のこのモールを1つプリントするだけで10時間くらい掛かるのとで諦めた。

 代わりに、売り物には無い形状で、ケーブルを2階建てに設置出来るこちらを製作した。

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 これを複数並べて両面テープで棚に固定してみようと思ったのだ。
 これを2つプリントして、ケーブル作業を進めたが、結局、スペースの関係で予想通りには行かず、使えたのは1つだけだった。まぁ、使えたのだから、めでたし。

 それと、「ケーブルホルダーを作ってみた」の記事で紹介したケーブルホルダー(ケーブルをくるくる丸めて止めるもの)を大小多めにプリントして使用した。こちらは大助かり。

 このホルダーを使う際は、ケーブルをジグザグに束ねては駄目で、手にくるくると巻き付けてまん丸い状態のものを楕円状に押し撫すような感じでホルダーを嵌める必要がある。ケーブルが丸くなろうとする力を利用して留める仕組みだからだ。

 結果はこんな感じだ。

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 こうやって写真で見ると、まだまだごちゃごちゃして見えるが。
 これでも結構頑張ったのだ。

  写真の下の方に見えるオレンジ色のは、2階建てのを一部カットして、木ネジで取り付けられるようにしたもの。下の画像がモデルのレンダリング画像。
 上部の大きな穴は、ドライバーの棒が入れられるように開けたもので、下の小さな穴が木ネジ取付用。
 このパーツが一番便利かも。
 この他にも、ケーブルをくるくる巻き取れるようなもの(上の写真の左寄りで赤いケーブルの向こう側で白いケーブルを巻き付けているもの)も作ったが、これは使いはしたものの、使い勝手が悪かったので紹介しません。

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 今回製作したケーブルモール2種はこんな感じ。

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 オレンジの材料が鮮やかで思いのほか気に入った。

おわり




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