何《なに》世代
極力人との距離を取っての付き合いを強いられる事が続いている。この時代に育った子供たちや青年たちは将来、何世代と言われるのだろうか。
何世代という言い方で私がパッと思いついたのは団塊世代、バブル世代、ゆとり世代の3つだったが、実は色々あるらしい。
この解説で行くと私は氷河期世代ということになるらしい。バブルが崩壊した直後の就職組だ。
こういった世代分類は、着目する時期が生まれた時期や育った時期、就職の時期といったように必ずしも基準が統一されていない。全体を一括にしてこの世代の人達はこんなだというのも乱暴な気がするが、育った時代というのは人間形成影響するだろうし、その結果は各人が抱く価値観にも反映されるだろう。
これまで言われてきた何々世代の時代に比べて現在の状況は、影響範囲・対象者がとてつもなく広いのではないか。
就職活動中の学生はもちろん、生まれたばかりの赤ちゃんだって、色んな人に会ったり撫でられたりという機会が失われているのだから。
小学生もマスク生活を強いられて、遠足や運動会といった学校行事に制限が掛かる。
人と人が触れ合うことで精神が育まれる面があると思うが、その経験がスッポリ抜け落ちてしまうのだ。
対面が苦手というのを通り越して、対面でのやりとりが心底気持ち悪いとか無理だとなれば、社会にとって悪影響しかない。もちろん、少子化どころでは無い。
そういう意味ではメタバースが求められる時代性なのかもしれない。
ともかく、この先にもっと良い意味で特徴付けることが起きて、コロナ世代なんていう呼ばれ方をしないことを願いたい。
おわり
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