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増えてきた

今週になって急に平日の人出が多くなった。都心への通勤電車が行き帰りともかなり混雑してきている。
もちろん以前のような平時に比べれば人は少ないが、空いていて快適な通勤電車にすっかり慣れてしまっていたので、人の多さにストレスを感じる程だ。車内で咳をしている人がちらほらいることも気になる。
人が行き交う駅がこんなにも鬱陶しく、下手をすると捉まる吊り革や手すりにありつけないほど満員に近い電車内がこんなにも息苦しかったなんて、以前は感じたこともなかった。
いかに都会の人混みに対して我を殺してやり過ごしていたことか。それが普通だと思っていたのだが。

世界ではまだまだ多数の感染者がいる国が多いのに対し、ここのところの日本の推移を見れば、正直どう対応したものか戸惑うばかりだ。
決して終わったのでは無いと思うし、むしろ本番はこれからと個人的には思っているのだが、街のムードは終わった感を醸し出しているのだから、無意識に油断してしまっている気がする。

そんな折、比較的身近でウィルス性と疑われる胃腸炎になったと何人かから聞いた。
どの感染症も基本的には対策方法は同じだと思うが、食材由来のものはある意味防ぎようが無い部分があって、新型コロナとノロのダブルパンチなんてことにならない事を願いたい。
昨季は息を潜めていたインフルエンザだって、この世から消滅したなんてことは全然ない訳であって、トリプルパンチなんてことになれば目も当てられない。

幸い私は新型コロナ未経験だが、ノロのせいで痔になるに至った恨みは未だに消えない。あの辛い吐き気と強烈な下痢に見舞われるのは御免だ。
ウィルス感染症は、場合によっては死の淵に追いやられることもある訳で、早く自由を謳歌したいことは山々だが、あと少し自制が必要だろうと考えている。

このまま感染者が増えなければ非常にラッキーだが、この人出の多さと人々の気持ち的な無防備さを見るに、政府や関係機関、そして我々みんなが、早く次の対策を準備をしておいた方が良いような気がしてならない。

あぁ、感染症が無くなるとしたら嬉しいが、あの満員電車は耐えなれなさそうだな。すぐに慣れてしまうのだろうか。
どっちに転んでも嫌だなんて、考えると憂鬱だ。

おわり

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