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テレビの音を隣のキッチンに飛ばす④ そしてサラウンドバックも

 前回までで、リビングのテレビからの音とAVアンプのサラウンドバックの音を無線で飛ばして、キッチンに新たに設置したアンプ内蔵スピーカーから音を出すことができるようになった。

音量調整問題

 テレビの音とAVアンプの音では出てくる信号のボリュームが違っていて、スピーカーのボリュームをテレビ音声に合わせるとAVアンプの音が小さく、AVアンプの音量に合わせるとテレビの音量が爆音になってしまった。
 これでは切り替えるたびにスピーカーの背面にあるボリュームノブで調整が必要で、酷く面倒だ。
 サラウンドバックの音量はアンプ側で自動設定されるからスピーカーのボリュームノブの位置は固定しておきたい。  
 この問題を解消するためには、テレビと切替器の間にボリュームを設置すれば良い。こうすればリビング側の手元で、キッチンのスピーカーから出るテレビ音声のボリューム調整が出来るようになるはずだ。

ボリューム

 音声信号のボリューム調整は可変抵抗器を使えば出来る。可変抵抗器だけなら手元に多分あるが、ケーブルを繋ぐためのジャックの購入やノイズ対策を考えると作るのが面倒臭いなと思ってしまった。そこで安易にAmazonに頼った。
 あまり選択肢が無い中、これを選んだ。

 正直ボリュームだけにこの値段は高いなと思ったけれど、なんかカッコいいなと思ってしまった。
 実際に繋げてみると、なんの問題もなくボリューム調整出来た。ボリューム自体もしっかりしていて、当然ながらガリは無いし動きも滑らかだ。これはオススメできる。ただ、このボリュームを通さないときに比べて少しだけボリュームが落ちる気がした。あくまで感覚的なものだが。

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スピーカーの電源を切りたい

 さて、これでテレビの音はリビング側の手元でボリューム調整出来るようになった。
 スピーカー背面のボリュームはフルボリュームから少しだけ絞った位置にしておくことにする。
 しかし少しだけ問題がある。それは、ボリューム位置固定ということは常時通電状態となる。このスピーカーはアンプ付きなので、通電状態だとほんのり温かくなる。温かくなるようなものをつけっばなしというのは精神衛生上よろしくない。
 そこでコンセントにスイッチを付けようかと思案した。Amazonを見てみるとあるにはあるが、どれもそこそこゴツい。その時、スマートホーム用のコンセントスイッチ、WiFiスマートプラグを以前買ったのを思い出した。これはこれでゴツいが隣のコンセントの邪魔にはならない形状。これならアレクサに頼めばスピーカーのオン・オフが出来るようになる。
 スピーカーの電源プラグをコンセントから一旦抜き、スマートプラグを挿してから電源プラグを挿し直した。Alexaアプリでスマートプラグの設定を行うと、「アレクサ、スピーカーをつけて」と言うだけでスピーカーの電源が入るようになった。理想を言えばスピーカーボリュームを絞ってオン・オフしたいところだが仕方あるまい。

AVアンプの設定

 ここまでで大筋やりたいことは実現できた。
 あとはAVアンプでのサラウンド設定。測定用のマイクを繋いで全自動で20分くらい。
 無事サラウンド出来た。
 Dolby Atmosのトレーラーを再生すると、景気よく音がぐるぐる回ります。

購入したものと費用

 ここまでで買ったものと掛かった費用を纏めておく。
 この他に手持ちの切替器と光デジタルケーブルとスマートプラグと、RCAピンケーブルを使用した。

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 サラウンドに使うだけなら、DAC、ボリューム、切替器、RCA3.5mmステレオケーブルはいらない。
 逆にテレビに使うだけなら、切替器はいらない。

 予算管理がルーズなもので、思っていたより掛かってしまった。殆どスピーカーのせいだけど。

おわり

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