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買ってしまった。DJI ACTION2

 写真も動画もスマホ1台でOKというのは分かっていながら、スマホよりPC派の私は未だにスマホを使いこなせていない。
 小さい子供がいる家庭や子供が中高生で運動系の部活に所属している親はビデオカメラを使う機会が多いと思うが、それは親にとってもあくまで他人の記録。被写体やテーマはもともと決まっていて、何も考えずにRecボタンを押せば良い。

 急遽決まった旅行の記録用にアクションカメラのひとつであるDJI ACTION2を買ってしまった。
 使ってみたので、その感想を記録しておきたい。
 なお、機器の詳しい情報はメーカーのホームページやこの記事の下に貼り付けたようなYoutube動画でも紹介されているため、ここでは触れない。
 

使ってみての感想。

 いきなりだが、これは買ってみて良かった。
 何しろ、こんな小さな物で4Kの映像が記録出来ることに感動する。
 動画も写真も撮れるし、音声も結構ちゃんと収録される。
 買う前に気になっていた電池の持ちについては、現地では車での移動だったこともあり移動中に車から充電していたから全く問題なし。念のために買っておいたモバイルバッテリーは使わず仕舞いだった。

 撮影中はディスプレイを消灯する設定にしているから何が撮れているのか確認出来ないが、画角が広いこともあって結果的には問題なし。帰ってから撮った動画を見直してみても、ここのが切れちゃってるか、といったことはなかった。

 当初はバックパックのストラップや私の胸の辺りにマグネットで固定して撮ろうと計画していたものの、自撮り棒のようなこいつ(↓)しか使わなかった。これで十分っていうか、これ便利。

 今回はまだ使い方が良く分かっていなかったので、4K30Pとスーパーラプスしか使わなかった。でも、これで十分。
 設定しておけば、電源ボタン押すだけで動画撮影が開始されるし、本当に気軽に動画が撮れる。

画質。

 遅ればせながら我が家では最近テレビが4Kになったので、自分で撮った4K動画をテレビで見るとどうなるか楽しみだった。
 やっぱり4Kはいいですね。
 臨場感が違うというか、映像を見てリアルに現地を思い出す。
 テレビ番組などの4K映像をキレイだとは思ってはいたが、確かに綺麗だねといった程度の印象だった。それが自分が撮った動画がキレイだと「映像のリアルさ」の意味を実感する。
 ただ、DJI ACTION2の4Kは正直言ってホントにキレイな4Kではない。
 パッと見はキレイ! となるけれど、よーく見ると粗が見えるというか、ホントの4Kってもっと綺麗じゃなかったっけ? となる。これで全然満足なんだけどね。

▼ テレビを買った時の記事 ▼

音質。

 録音される音質が比較的良いことは事前にYoutube動画で把握していたが、実際これはそうだった。
 しかし、環境音とカメラを持っている人の喋り声限定の話であることが使ってみて分かった。また、強風過ぎる風の場合は風切り音が入ってしまう。
 こんなことは当たり前のことだからデメリットとは思わないが、同行者の会話も録音しておこうと思ったら別途マイクが必要ということが分かった。

あちち問題。

 良く言われている熱の問題。
 撮りっぱなしにしていると熱の影響で落ちてしまうということは確かにあったし、うかつに触れない程に本体も熱くなる。
 でも使っている中で、熱いことそれ自体はそれほど問題には感じなかった。上記の通り、自撮り棒的なのに装着していたから本体を手で触ることはほぼなかったし、停めれば冷めるし。
 残念ながら時間を見ていなかったので何分の継続使用で熱落ちしたかは分からない。だから感覚的な話だけれど30分の長回しは出来なさそう。
 これにしても、後々編集することを考えれば、撮り放しよりもコマメにカット割した方が良いから実用上あまり問題にはならないだろう。

 熱くなる理由は単に稼働している熱もあるとは思うが、電源ユニットから常に給電され、カメラユニットが常に充電し続けているからではないかと思っている。スマホだって充電中は熱くなるし。
 ただ、スマホも充電しながら使うのは良くないらしいと聞くから、もし本当にこのような充電仕様だとすれば、DJI ACTION2は大丈夫なのか少し心配になる。

不満点。

 衝動買いの私が言うのもおこがましいが、不満な点も記録しておこう。

 ひとつは記録されるデータについて。
 DJI ACTION2では、撮影データが2つ生成されて、設定解像度の撮影データの他に、容量が小さなファイルが自動でできる。これはDJIのアプリで利用する編集用の軽いデータ、いわゆるプロキシファイルのようだが、どうせなら、proxyフォルダかなんかに普通にプロキシファイルを保存してくれたらいいのに、と思った。

 もうひとつは寿命について。
 これは推測でしかないのだが、上述の通りカメラユニットに常に充電しながら使う仕組みであると思われるために、カメラユニット内の充電池寿命が短いのではないかという不安。カメラユニットが高熱になることも寿命的にはマイナス要素だろう。だから、上記で実用上問題はあまり無いと書いたものの、やはり熱問題は解決して欲しいところだ。
 これは不満というより不安、か。

問題点。 

 久々に動画を撮って編集してみて楽しくなってしまった。
 帰宅後の編集に割く時間も膨大になった(そしてまだ完全には終わっていない)。

 DJI ACTION2は軽量で目立たず手軽に色々なシーンで撮れるのが最大のメリットだが、あくまでアクションカムであって本格的な(?)動画撮影用の機材ではないため撮影機材としては脇役的存在なはず。
 4Kとは言っても、メディアで見るような本ちゃんの4K映像と比較してしまえばだいぶボヤケた映像だし、映像を撮るぞというよりも、撮り流ししておいて素材として使うというのが本来の使い方かもしれない。

 そうなると主役的な機材も欲しくなるのが人情であって、一眼カメラってどんなだっけとネット上を徘徊してしまう。
 そこで問題にぶち当たる。
 動画撮影に向いた一眼カメラって結構高いのね。
 プロではないので最上級のものは不要としても、映像素材としてスローも撮りたいと考えると4K60Pが欲しいな、なんて素人考えでいたら、目が飛び出る金額だった。しかも本体だけで。
 むかしキヤノンの一眼レフデジカメで写真を撮って遊んでいた時と比べても高い(当時の機材はまだ持っているが全く使っていない)。

 冷静に(なろうとして)考えてみると、一眼カメラで動画撮影するならDJI ACTION2はいらなくね? ていうか、一眼カメラって重いし邪魔だし、全然手軽には撮れなくね?
 撮影のために旅行するみたいなことは実際にはやる暇もお金も無くね?

 となってしまうのが、DJI ACTION2を買ってみての、わたしの問題点。

おわりに。

 さしずめ旅先での記録をすることしか決まっていなかった衝動買い。
 その他の用途や被写体、テーマは特に決まっていない。
 つまり、こいつを今後どうやって使ってやるかという問題だけが残っている。
 さて、どうしたものか。

おわり

(ちなみに、この記事は案件とかではありません。個人的な趣味の記録です)

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