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エッセイ

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日記的に書いた記事をまとめました
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#映画

映画に浸る

 言うまでもなく、私が映画を見るのは情報を得るためでは無い。でも、これ、敢えて言った方が…

映画『そばかす』

 主人公は恋愛感情が持てない女性。しつこいほど恋人はいるのか、結婚はまだかと母親に言われ…

映画『ある男』

 その男の名は、谷口大祐といった。  女は次男を亡くしたことをきっかけに旦那と別れ、実家…

映画かドラマか

 映画かドラマかで言えば私は断然映画派だ。なぜだろうかと考えてみると、ドラマよりも映画の…

映画『Everything Everywhere All at Once』

 かけがえのない、という日本語がぴったりくると思った。  運命というと狭く、さだめという…

小説をとるか映画をとるかドラマをとるか

 これだけ溢れかえっていると選ぶに困る。  それでも、タイパなどと言って早送りなどしたく…

映画(Netflix)『オールド・ダッド』

 年を取ってから子供が出来ると、時に大変な目に遭う。  特にオールド・ダッドにとって、年の離れたママ友、パパ友と仲良くやって行くのは、想像通り大変なことだ。  世代の違う人同士が普通の会話をすることがこんなにも難しいことなのだというのに気がつくのは大抵年を取ってからだ。若いうちは中年、老年の言う事に耳を貸さないか聞き流していればそれで済むのだが、年上ともなるとそういう訳には行かない場合が多い。何とかして年下世代ともコミュニケーションを取らなければならないシチュエーションがあ

余韻があった方がいい

 それが小説でも映画でも、物語が終わった時にそこに残る余韻を楽しめる。私はそんな作品が好…

映画『チケット・トゥ・パラダイス』

 幸せな気分に浸ることがこんなにも心地よいことなんだと、この映画を観て久々に思った。  …

芸術作品の興業には解説が必要か

 せめて解説が欲しい。アート作品に対してそう思う気持ちも分からなくはない。あなたの解釈で…

『君たちはどう生きるか』現象考

 私に続いて劇場に見に行った知人に感想を聞いた。一言、つまらなかったと言った。でも見に行…

映画『裸の天使』

 2005年の公開だから時代を感じるかと思いきや、全く違和感なく見ることが出来る。それはすな…

Netflix映画『6アンダーグラウンド』

 こういう作品、嫌いではない。  007やミッション・インポッシブルやワイルド・スピードや、…

映画『the little things』

 真実は細部に宿る。  だから、これでもかという程に良く観察し、あらゆる角度からものを観る事が肝要だ。  私達の目は大抵節穴で、見ているようで見えていないし聞いているようで聞いていない。だから奥さんに怒られるのだ。帰宅した時の髪型の違いに気が付かないなどというのは言語道断で、観察不足を通り越して無関心としか言えない。もっとも、無関心なのはそれにとどまらず、昨日の晩ごはんすら何を食べたのかすぐには思い出せないくらいに私達の注意力は散漫だ。  しかし、これがひと度仕事のこととな