「人間の建設」を読んで

年末年始に読んだ本がとても面白かった!ので、感想を書く。暇と退屈の倫理学のときに気合い入れてアウトプットしすぎて、次何を書くかすごい悩んでしまったのだけど、もともと150字以上書けばおっけ〜のつもりだった初心を思いだして、とりあえず書く。

直観について

スピノザ『エチカ』でも「直観」について述べられているけれど、あまり実感が湧かなかった。しかし、『人間の建設』の直観はとてもわかりやすかった。

人間には知情意(知性・感情・意志)と感覚がある。

心から納得するには感情が承知しなければならず、その際、知性の説得は無力である。感情が中心にある。

直観とはまさに、その感情が満足するかどうかということ。

この考え方にもう一歩踏み込んでいるのかこちら↓の本だと思う。

prime readingで0円だったので、今読んでいる途中なのだけど、面白いので、これもまたアウトプットしたいと思う。

上記の本で面白いなと思っているのが、自分の脳内でエピソード記憶、感情記憶、価値記憶が結びついて、前向きになるかどうかをなんとなく判断できるようになるということ。感情記憶の部分はもう少し掘り下げたら面白そう。

情緒に従うことについて

情緒というものは人本然のもので、それに従っていれば、自分で人類を滅ぼしてしまうような間違いは起こさないのです。

社会の一員になってから「え?!なんで?!普通に考えてそっちじゃないでしょ?!」ということがまかり通っていることを知った。

小さいところで言うと、会社の人事制度とか、もう少し大きいところで言うと、国の政策とか。もちろん、頭が良くて優秀な方々が必死に頭を捻って考えて実行しているものなんだと思うのだけど、感情的に納得できないことに色々と出会った。

そういうのも結局「情緒にしたがっているのかどうか」というところが問題だったのかなと思う。社会はそんなに甘くないのかもしれないけど、私は情緒を大切にしたいと思った。

批評について

そういう句はですよ、ぼくがその男を知っているからとてもおもしろいのです。こんなものを句集で誰かが見たって、おもしろくもない

とても共感できる部分。私のnoteも当然私を知っている人の方が面白く読めると思う。

でもnoteを見ていると、その人のことを全然しらないのに面白く読めるテキストを見かけたりする。それって結構、読んでいてその人自身のことがなんとなく見えてくる感じがあるからなのでは?と思った。

あと、ジャニーズのYoutube のことを思い出した。

今回はすごいあっさりした内容だったけど、終わり!また来週!

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