⑧ 動画「どうぶつの赤ちゃん」 (1年生:国語科における教材読解の在り方)

マガジン『小学校の国語科の授業⑥ 説明文(何を教えるのか 順序)』の記事②において、低学年で指導すべき「順序」とは「具体的な事実の配列の在り方」であると定義しました(本マガジンで示してきました動画で言えば「なか」の具体的な事実の並べ方となります)。
そしてその「順序」は、大きく「時間的順序・空間的順序・論理的順序」の三つに分けられると記事④で述べました。

1年生『どうぶつの赤ちゃん』は時間的順序について指導する教材です。
この時間的順序というと、「はじめに」「つぎに」「それから」などのつなぎ言葉を基にして、対象となる事象の時間的な経過に伴う様子の変容などを把握させる指導が一般的です。
しかし、それは導入に過ぎないのです。「時間」に着目させるわけですから時間的なスパンについても考えさせる必要があります。事象の変容については、時間的な経過によって「どのように」なっていったのかということと、その「どのように」なっていくには「どれくらい」時間を要したのかという2つの観点で見ていく必要があるのです。

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jyunjyo1

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