ワンカップ大関のフタをひらく

ワンカップ大関というお酒。
とってもとっても有名な、瓶に青いラベルのあのお酒。

実はそんなに飲んだことがない。
偏見に偏見を重ねて言うと、「お酒好きが飲むお酒代表」というオーラを感じる。シンプルにお酒。

先日ふと飲みたくなったので、いつものゲーム仲間をたらし込み、ワンカップを飲みながらゲームをしようの会、名付けて「ワンカップ杯」が行われた。
ちなみに今回のお供のゲームはNintendo Switch『スプラトゥーン２』
はたしてお酒のお供のゲームなのか、ゲームのお供のお酒なのか。

そもそも購入の時点でひと騒動あった。

「ワンカップってコンビニにないの？見つけられない」
「買おうと思ったことがなかったから改めて探すとわからない」

いつもそこにあるはずなのに、いざ探すとない。あの現象が起きた。

ちなみに私は知っているのですんなり買った。キーワードは常温。そして店によっては見落としそうな棚の何気ない場所にある。なぜかお菓子の横などにある。

ワンカップの醍醐味、それは開ける時のあの独特の音。あのめくっていく瞬間がなんだか気持ちがいい。久しぶりのその心地いい音を満喫して、仰々しく透明の液体を眺める。うん、透明に透き通った、まごうことなきお酒。

どんな味だったかも思い出せずひと口含んだが、いざ飲んでみると私にとっては飲みやすかった。ジョッキに残った後半のビールよりは確実に飲み進めやすい。口の広いビンも大変飲みやすくていい。
一方で、同時に飲み始めた友人は全然飲み進められないと言っていた。日本酒らしい酒くささはあるので、やはり人を選ぶようだ。

後から合流した別の友人から、「ワンカップといえばこんな話を知ってるかい」と、ものすごく気になる話を聞いた。

まるで怖い話のように話されたその恐ろしき飲み方。
まずワンカップをレンジで熱燗にするでしょ、それを普通に飲んでいって、もう少しというところになったところで、おでんの汁で割るんですよ。

な、なんだその勝ちが約束された劇物のような調合。よもや法に触れるのではあるまいな。

ネットで調べてみると、東京の立ち飲み屋さんが発祥らしいその飲み方。
そもそも熱燗にして飲んだこともないので、おでんの出汁も含めて後日検証しなければ。
雨で外に出たくない、そんな梅雨の休日に家にこもって昼間からワンカップ大関とおでんというのもなかなか惹かれるものがある。
また実行した際にはYoppalifeにて。