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何もかも変わり目の忙しい時代

個人的には2020年代は1990年代以来の社会が変化している時代である。
まずはコロナによって社会的には就業環境が大きく変わろうとしている。次々とニュースになる希望退職という名のリストラやUberEatsなどのギグワークはまるで荒波のように押し寄せてきているように感じる。個人では、会社の休業や、リモートワーク勤務などに翻弄されてきた。
年金もいよいよ支給開始が65歳になる時代が始まり、定年という概念自身がガラガラと崩れてきている。半端な数ではない希望退職や失職した人たちは、もはや60歳から年金生活に入ることはなどできず、70歳まで働く
時代になってしまっている。
で、働くといっても、これが就業環境の変化によって簡単にはいかないようになっている。自分自身も65歳まで雇用が継続されたとしても、その後70歳、75歳までの仕事をどうするのか考えなければならない。
アフターコロナの時代は多くの企業が淘汰され急激に雇用が失われることが確実になった。巷では本業以外に副業を複数作れなどと煽ってはいるが現実には右往左往するか、ギグワークでもするしかないのが実情だろう。「評価経済」という言葉があって、Youtubeなどのように、まず無償で提供されるものが多くの人に評価されるときに経済効果が生まれるという考え方がある。先に対価を欲すればギグワークのように搾取される側になることを考えると、無償の労働を提供して、その評価によって対価を得ていくという方向がこれからの考え方なのだろうと思う。
私の場合だと、まず自宅マンションの管理組合理事長が回ってきて大規模修繕を経験し、その困難さから危機感を覚えて組合の常務委員になり、そこから市内の管理組合員が作るNPOの会長になってしまっている。これなども無償の労働を提供しているのだが、評価に結び付けば「評価経済」の一部になっていくのだろうという予感を感じている。
各個人は何かしらのコミュニティに所属することが重要な時代に入った。それは趣味のコミュニテでもいいのだが、それでも社会に評価されるように発展してくことが重要だ。まるで綱渡りのような、これからの10年にめまいを感じてしまう。

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