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物流の戦いとネットスーパー

T-Pointから2022年3月末を持ってYahooが離脱する。私の会社にもソフトバンクの携帯電話のポイントがT-Pointからソフトバンク独自ポイントに移行するというはがきも来ていて、いよいよT-Pointの衰退が決定的になってきた。ポイント経済圏の戦いはキャッシュレス決済を巻き込んで次の局面にすすんだということだろう。さて、ポイントとカードでは強い楽天だが、物流では負け続きだ。2021年5月には楽天エクスプレスを終了し、日本郵政との協業も、なかなか大きなニュースを聞くことがない。自社配送への道のりは遠く、AmazonFlexやAmazonロッカーなどで着々とラストワンマイルを埋めていくアマゾンに遠く及ばないのが現状だ。そして、この宅配の戦いにはもう一つ別の戦いがある。それがネットスーパーの戦いだ。

私はネットスーパーには長らく縁がなかったが、昨年初めて足を骨折した時に買い物に困ってネットスーパーを使った。最初、アマゾンのヘビーユーザーである私はAmazon&LIFEのネットスーパーを使おうとしたが、自宅がエリア外で利用できず、仕方なくイオンネットスーパーを1度だけ利用した。しかし、使ってみてライフとイオンでは商品の優劣はないものの、注文しやすさという点ではAmazon&LIFEに一日の長があることを知った。そして今年には入って近辺に楽天西友ネットスーパーの物流センターが出来たとのニュースが飛び込んできた。イオンではユーザーインターフェースの面からアマゾンに太刀打ちできなかったが、果たして楽天西友の注文しやすさはどうだろうか。本日注文してみたが、やはり餅は餅屋というべきか使いやすかった。
生鮮品を含むネットスーパーは通販の次なる主戦場だ。アメリカでのアマゾンとウォルマートの戦いと同じことが日本ではイオンと楽天、アマゾンの間で繰り広げられている。生鮮品や日用品をネットで買うのが当たり前になる日が来るのは間違いがなく、この戦いは目が離せない。


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