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2023年12月の記事一覧

百田尚樹の「野良犬の値段」を読み終えた。随所に百田氏らしい風刺がきいていた。

アジア新聞屋台村

アジア新聞屋台村

高野秀行さんの本7冊目。いや〜これも本当に面白かった!これが実話だからまた堪らない。高野さんにかかると登場人物が皆魅力的になる。読み終わるのがあぁ勿体無いと思いながらも止められず一気読みしてしまった。最終章の「他人のために仕事をするのではなく、自分のために仕事をする。居場所なんか人に与えられてはいけない。自分で作るのだ」という高野さんの説得力ある言葉の余韻に浸りながら、はや次の一冊を渇望している自

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喜多川泰の「賢者の書」を読み終えての備忘録。我々の本当の財産は時間。人生は言葉によって作られている。そして人間が一番良くきく言葉は自分の言葉だ。

高野秀行著「メモリークエスト」読了。高野さんの本6冊目。人の記憶を探しにいくという酔狂なプロジェクトを思いつき実行する高野さん。その一つ一つの展開がほんとに面白く、まさにノンフィクション。中でも第4章の「大脱走の男」との再会は奇跡的。

高野秀行著「異国トーキョー漂流記」を読み終えた(高野さんの本5冊目)。なにしろ文章表現が面白く、登場する外国人も魅力的。最後章「トーキョー・ドームの熱い夜」も少しジーンと来てしまった。完全に高野さんにハマってしまっている。

安部龍太郎著「等伯」。長編。読み応えがありました。

道尾秀介の「光媒の花」を読了。第23回山本周五郎受賞作。前半の三章は面白かったが、後半の三章はちょっと物足りなさが残ったかなという感じ。あと一冊くらいは別の作品も読んでみようと思う。

世にも奇妙なマラソン大会

世にも奇妙なマラソン大会

「世にも奇妙なマラソン大会」。ノンフィクション作家(辺境ライター)高野秀行さんの著書4冊目を読み終えた。

いやあ、今回も面白かった。

冒頭の『私には「間違う力」があると言われる。本当にそれは「力」なのか、それとも馬鹿にされているだけなのかはよくわからない。』という書き出しから高野節炸裂。

深夜、勢いでサハラまんじゅうマラソンに申し込み、その2週間後に大会出場を果たす。いつもながら高野さんの行

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