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大好きなUniposをサービス設計から弊社導入後の浸透理由まで語ります

Rettyで予約領域をみてます@tnkdaitoです!

PdMなので日々意識的に色々なプロダクトやサービスに触れるのですが、その中でもUniposは僕がとても大好きなサービスです。

なのでnoteの固定記事で宣言していた通り、
・サービス設計で感動したこと
Retty社内でUniposが浸透した理由
を本日ご紹介できればと思います!

*Uniposは大好きで会社にも遊びに行かせてもらいましたが、決して回し者ではありません。ただただ好きが昂じてるだけです!笑

こんな方に向けて書いていきますね!

・Uniposの導入を検討している方
・導入したが社内での浸透に苦戦している方
・サービス自体の設計に好奇心がある方

まずUniposってなんぞ?

Uniposはピアボーナスを簡単に導入できるサービスです。ピアボーナスとは「日常的に、同僚から感謝の気持ちとして送られる少額のボーナスのこと」と公式に記載がされています。

今まで見えづらかった「目標や評価に直結しない貢献(言動/行動)」に対して、光を当てることができるようになる仕組みだと捉えています。

具体的な仕組みとしてはざっくりこんな感じ

・週次で会社から400ptが利用者付与される
・一度の感謝はMax120ptまで付与できる
・もらったpt分は1pt2円として金額に換算され給与となる

こんな感じで使われています。

Uniposのここが好き!サービスの在り方

個人的に「日常にある当たり前のようなコト/モノ/ヒトに対して有り難さを認識する瞬間」の幸せが大好きです。

そんな僕がUniposをみると「日常的」な「感謝(=有難う)」を根本に感じ、心が喜びます。

社会としても個人の幸せとしても何かを追い求めて得るような幸せが大きく取り上げられる中、日常的な有り難さをコアにおいたUniposの在り方に涙がでそうになります。笑

実際こんな感じで有り難うが送られてきます。

ちょっと議事録に箇条書き項目を整理したり、寒そうな人にホットティを上げたり、求められている情報を提供したり、単にMTGで時間を共にしただけだったり。でもそんな些細なことを当たり前とせず、有り難うと言ってもらえるのは非常に嬉しい。

嬉しい体験を経ると、自分自身も相手のちょっとした行動に感謝が止まらなくなってきます。

率先して仕事を取ってくれたこと、期待以上のアウトプットを出してくれたこと、MTGを回してくれたこと、一緒にMTGして時間を使ってくれたこと....

そんな感じで一緒に働く同僚のいいところ、素敵なところに目が行くようになり、それが他の人へ伝染していき....と素敵な有り難うの循環が、個人的に人間っぽくてすごく好きです。

そういう目線になるとポイントはほぼ毎週0になってしまいます笑

まとめると「有り難うを伝える機会を作り出すこと」と「有り難うを循環させること」が根底にUniposが持つブレない価値だと思います。

ほんといいサービスつくるなぁ。感動する。

実際にUniposがRettyに導入されて、「有り難うを伝えやすくなったこと」+そこから生まれる「有り難うの循環」を感じるようになり、組織がもっと暖かくなった気がします。

僕自身の感覚ですがこういう空気感があると会社へのエンゲージメントも上がっている気がします。こんな有り難うが循環している組織って素敵じゃない?と周りに自慢するくらいには笑

Uniposのここが好き!サービス設計

まず前段ですがUniposの設計において大事なことは「インセンティブ」と「アクティベーション」だと思っています。インセンティブがないとユーザー(社員)はあえてUniposを使って感謝をテキストにする必要がないし、アクティブに使われなければ、組織として導入する意味がなくなるからです。

そんな中すごいな!と思った設計をいくつかご紹介していきますね(全部は語りつくせない)

週次のポイントリセット制

ポイントがリセットされるタイミングについてなんだけど、日曜の夜にリセットしようってなったのは何でだっけ?
矢口:それも、初期の頃に一ヵ月分、2000ptを月初に一気にボン!て付与してたんです。そしたら結構前半で使い切って後半過疎っちゃうっていうのがあって。それでマンスリーだめだね、ウィークリーにしよってなって。

引用:いかにしてUniposはユニークになったか。無から有を生み出すプロセスのリアル。

いかにアクティベーションをあげるかを細かく試行錯誤された様子が記事から見て取れます。

さらに別視点でみるとこのリセット期間によって「送る」ことの障壁がかなり左右されます。

リセットまでの期間が長いと計画性が思考に入り送る障壁はぐんと上がります。

逆に短すぎると手当たり次第送ってもすぐリセットされるので障壁は下がりそうですが、送る内容の質が悪化する懸念や、回転が早すぎてユーザーが疲弊する懸念も浮かびます。

そう考えるとこの1週間というスパンは本当に絶妙で、めちゃくちゃ感動を覚えました。

1pt2円の金額設計

1ptあたりの金額が高くなるほど、金銭的欲求に支配され、貢献行動に対して見返りを求めたり、送られることを目的とした行動も増えてしまいます。逆に金額が低すぎると「送る意味あんまなくね?」となりワークしなくなってしまいます。

1度に送れる最大である120ptでは240円

金額としては大きくないですが1週間に100ptくらい平均でもらっていればランチ一回分くらいになるような金額感。この高すぎず安すぎない設計が本当にすごいなと思いました。

これが1pt10円とかだと全く別の使われかたになっただろうなと思います。1pt○円ならこうなりそうかな〜と考えるのは本当に楽しい笑

拍手機能の設計とUI

Uniposには拍手機能というのがあり、「送る人」「送られた人」ではない第三者が内容に対して拍手することができます。

拍手すると「送る人」にも「送られた人」にもptが入る仕組みになっており、送るインセンティブの設計がされているな〜と思いました。

そしてその拍手のUIも上記Gifのように本当に拍手しているみたいで素敵なんです。こういう直感的に感情を伝えられるような表現は前のnoteの紹介でもありましたが、今の時代とても重要になっていると思います。

Retty社内でUniposが浸透した理由

少し古い記事になりますがタイトルにもあるように、Rettyでは運営会社よりも活発に使うほど浸透しています。気づいたら浸透していたと記事内にはあるのですが、その理由をPMなりに考察してみようかなと思います。

①目撃体験の増加

Rettyはslackで日々コミュニケーションをとるのですが、slackコマンドでUniposを利用することで「誰が」「誰に」「どういう内容で」送られているかが目につきます。

それを通じて「次は自分も送ってみよう」だったり「こういうことが感謝されるのか」という貢献方法の認識に繋がることで、送る障壁が下がってきたのかなと思います。

加えてslackにUnipos関連スタンプwや、口頭でもUnipos関連の造語(ありぽす|ありがとう × Unipos)ができあがったりすることで、すぐに浸透したのかなと思います。

②もともとの風通しの良さ/チームワーク

Rettyはグルメサービスなのもあり、社内でのコミュニケーションでランチやご飯などを一緒に行くことが多くあります。

加えて複数事業を持つ会社ではないのでslackなどのワークスペースを分割する必要がないこともあり、部署部門を超えてのコミュニケーションが取りやすい環境下にあります。

コミュニケーション機会が多く、かつ障壁が低い状態が元々Rettyにはあったため、Uniposが浸透しやすかったのかと今では思います。

まとめ

・Uniposにはサービス設計は奥深い
・Uniposはえもい
・僕はUniposが大好き

余談

僕は日常にある幸せの認識回数を世界中で増やしていきたい。Uniposの世界verがその実現のためのイメージの1つであり、ひたすらここを語る飲み会をしたがめちゃくちゃ楽しかった。

この辺りの話は一生したいのでどなたかぜひ一緒に飲みましょう笑


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