ボードゲームとインセプションデッキでチームがいい感じにビルディングされてきた
RettyでPdMをやっている田中です。
2019.10月から大きな体制変更がありました。Webもアプリも、プランナーもデザイナーも、一緒になって「何をつくるか」によりフォーカスして考える編成となりました。
その際チーム編成がガラッと変わったので、より早くタックマンモデルでいう統一期を迎えられるよう、やってよかった試みをまとめます。
よかった試みは3つあり、まとめると以下。
①wevox values card(自己認識の発信)
②無礼講ースター(他者認識を自覚)
③インセプションデッキ(認識すり合わせ)
意図せず上から順に行いましたが、改めて振り返るとこの順でよかったな〜と思ってます。
①wevox values card
アトラエさんが出しているこちらのカード。
要は
・1枚1枚に様々なワード(価値観)が書いてあり
・自分が大事にしたいワードを取捨選択する
というものです。
これにより「私が何を大事にしているか」という自己認識形成とともに、自己認識を他者にしってもらう機会をつくることができます。
②無礼講ースター
よなよなエールでおなじみ、ヤッホーブルーイングから出ているこちらのゲームです。
↑に遊び方を書いてますが、大人数で行うためにもちょっとルールを変えてプレイしました。
・Aさんがコースターを山札からとる
・コースターにはお題が記載されている
└例:鼻毛がでているのを指摘するyes/no
・Aさんはyesなのかnoなのかを全員で予想
・yesかnoを理由とあわせて全員で回答する
・一番近い理由を述べた人をAさんが選ぶ
・選んだ理由をあわせてAさんから解説する
・選ばれた回答者はお題のコースターを獲得
・一番遠い理由の人が飲むとかも楽しい笑
・コースター獲得枚数が多い人が勝ち
これにより「自分が他の人からどういう印象を持たれているのか」という他者認識の確認と、それを是正する機会をつくれます。
③インセプションデッキ
インセプションデッキとは簡単にいうと「目的や認識の総意を一箇所にまとめたもの」です。
これがあるとメンバーの集まりが、同じ目的に向かう集まり(=チーム)へ昇華します。
教科書的には↓スライドがすごく分かりやすいのでぜ一読してもらえると理解が進むかと。
↑の教科書的には10の質問に全員で答えていき、認識をすり合わせるものとあります。
今回Rettyではチームメンバーの自走レベルが高いかつ勤務が長いメンバーが多かったため、質問を必要最低限の3問のみ絞り行いました。
結果かかった時間としては、
・なぜここにいるのか:2h
・トレードオフスライダー:1h
・夜も眠らない問題:0.2h
という感じでした。
以前まではMGRである自分が上記をまとめて、みんなと対話しながら理解してもらうスタイルをしていました。(教科書的には×なのだがチーム規模感,フェーズを考えた結果)
今回は上記のように全員で作り上げるスタイルにしたところ、元々当事者意識が強いメンバーのポテンシャルかもですが、肌感覚でいうと
・スピードの向上
・1回目の壁打ち精度の向上
・自立自走の安定感向上
に繋がった気がしています。
終わりに
上記試みを自発的に提案してくれたり、すんなり受け入れてくれるチームのみんなに感謝。
まだまだ統一期途中という感じですが、ここから機能期に入りチームみんなでプロダクトをより良くできればなと思っています。
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