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入試問題は面白い!

入試問題は面白いのです。特に,センター試験の現代社会は本当に面白かったです。

今回の記事ではセンター試験・現代社会の中から「防衛機制」のうちの「逃避」と「合理化」の記述を紹介します。

まずは「逃避」について。

明日提出しなければならない課題があるのに,その課題をやりたくなくて,課題とは関係のないゲームに時間を費やす。(2020年度・追試験)

やらなければならない仕事があるのに,仕事とは関係のない遊びなどに時間を費やしてしまう。(2016年度・追試験)

明日提出しなければならない課題があるのに,テレビやゲームなど,課題とは関係のないことに時間を費やしてしまう。(2012年度・本試験)

大切な人との死別など受け入れ難い現実を避けて,空想の世界に埋没すること。(2009年度・本試験)

D氏は,いつも現実とはかけ離れた空想を楽しむことで,会社での多くのストレスから解放されている。(2000年度・追試験)

大学生のHさんは,就職活動が思うようにうまくいかないため,活動をやめてしまって一人旅に出かけ,うさばらしをした。(1997年度・本試験)

続いて「合理化」。

人気お笑い芸人のトークライブ・チケットの抽選に外れて行けなくなり,「あの芸人の話はどうせつまらない」と考える。(2020年度・追試験)

ああ,食べたかったのになあ。でも,最近ちょっと糖分の摂り過ぎだったから,食べていたら健康を害していたかもしれない。結果的に買えなくてよかったんだ。(2018年度・本試験)

希望する職業には就けなさそうだと分かったとき,もし就いていたならば時間外労働が多くて大変だっただろうと思ってしまう。(2016年度・追試験)

仲間たちの間で流行している服が欲しいが,値段が高くて買えないときに,「どうせすぐに,はやらなくなる」と考えてしまう。(2014年度・本試験)

参加したいと思っていたサークルへの希望者が多数いて入れなかったとき,「ああいうサークルの雰囲気は自分には合わなかったはずだ」などと考えてしまう。(2012年度・本試験)

好きな異性のことを,「ああいうタイプは,きっと自分には合わない。」と理由付けし,あきらめる。(2005年度・本試験)

入学試験でよい成績を取れなかったのは,試験の出題傾向が昨年と変わったからであり,自分の学力や努力不足のせいではないと考えた。(2002年度・本試験)

(俺じゃん!!!)と思えるものがいくつかあったのではないでしょうか。


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大手予備校英語科講師であり『世界が広がる英文読解』や『英文法基礎10題ドリル』などの著者でもある田中…

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