三菱電機の皆様、ぜひこの紙芝居をご覧ください。

三菱電機の皆様、ご関係の皆様、ぜひこの紙芝居(9分程度)をご視聴ください。
そして、プロフェッショナルの誇りにかけて、自社の改革に邁進してください。

上記の紙芝居は、私が製造業の団体様のご依頼でデータ偽装についてセミナーを実施したときに使用した教材です。
講演の概要は次の通りです。

「データ偽装」は他人事ではない。
1.JR西日本新幹線台車亀裂事故
 紙芝居を用いてご説明しました。
(この紙芝居はYouTube でも公開中!この記事の冒頭のYouTube です。)

①何が起こったのか。
納期に迫られた製造業現場で「少しぐらい規格はずれがあっても安全性には影響を及ぼさない」と勝手に判断して、規格はずれのものを出荷してしまった。
納期というプレッシャーが「動機」となり、製品規格には十分な安全余裕があるから、多少外れていても構わない、として自分の行動を「正当化」してしまったのです。

②どうして起こったのか。対策は?
ごく普通の人が不祥事を犯してしまうメカニズムを「不正のトライアングル」を用いて説明しました。
チェックシステムを厳しくして不正の「機会」への対策をとることは必要だが、行為者の意図的な不正を防止・発見することは難しい。
むしろ、行為者の内心への働きかけこそが有効な対策となる。
「安全は全てに優先する」という信念を持ち、「プロフェッショナルの誇りにかけてもごまかしは許さない。」という内発的な動機付けこそが大切。

2.さらに、次のような事例もご紹介しました。
①東洋ゴム免震偽装事件:報告遅延が生じた事態
 異例事態発生時には現場で考えるのではなく、社内全体で速やかに情報を共有して対処すべき。
②アクリフーズ農薬混入事件
 乱暴な成果主義人事評価が契約社員の心を荒廃させて、冷凍食品に農薬を混入させる事件を起こしてしまった。
事件発覚後の同社担当者の知識不足から、事態を軽視し、厚生労働省への報告も遅れ、あやうく重大な健康被害に繋がりかねなかった。

【目次】「データ偽装」は他人事ではない
紙芝居「新幹線脱線事故の悪夢!」
1.製造業データ偽装はなぜ起きたのか?
2.基本にたちかえろう。 コンプライアンスと不正・不祥事
3.報告遅延はなぜ起きるのか・その対策は?「東洋ゴム免震偽装」
4.悪意と知識不足の連鎖:アクリフーズ農薬混入事件(マルハニチロ子会社)
5.「ノーミス運動」の落とし穴
6.経営者のための「さらに一言」
まとめ:データ偽装に見る働き方改革の必要性

当時の製造業の団体様向けのセミナーの模様は次のブログでまとめています。

銅鑼猫

【連絡先】
社会保険労務士 玉上信明(たまがみ のぶあき)
メール・アドレス:tnjmk0121@m3.gyao.ne.jp

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