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「手段の目的化」をふせぐ、魔法のひとこと ~ムダに頑張らないために~

手段が目的化するとは、〈やること(作業)〉自体が目的になってしまう現象を言います。
(中略)
これは、「目的を見失っていないか」ということ。

「会社では教えてもらえない 残業ゼロ人の段取りのキホン(伊庭正康)」

 手段の目的化、あるあるですwww

 TODOリストを作るためのアプリを検索したり。
 書類を整理することに没頭したり。
 スライド資料で「どの効果音を入れるか」悩んだり。

 趣味なら、手段が目的化してもオッケーだと思います。むしろ、趣味ってそういうものですよね。ピアノを弾くのが趣味なら、目的:ピアノを弾くこと 手段:ピアノを弾くこと のように、合致しているほうが楽しいと思います。へたに 目的:コンクール入賞 なんて設定してしまうと、純粋に楽しめなくなるというか。

 ただ、仕事や家事などのタスクは、手段が目的化してしまうと困ります。いくら時間があっても足りなくなるからです。「わが人生は趣味のために!」は楽しそうだけど、「わが人生はタスクのために!」なんて、なんかかっこ悪いですし。

 「会社では教えてもらえない 残業ゼロ人の段取りのキホン(伊庭正康)」という本によると、手段の目的化をふせぐ、魔法のひとことがあるそうです。それがこれです。

「ここは時間をかけるところではない。なぜなら……」


「ここは時間をかけるところではない。なぜなら……」
 これをつぶやくだけで、目的思考になれるそうです。

 実践してみました。

 TODOリストを作るアプリを検索しようとした時、つぶやきます。
「ここは時間をかけるところではない。なぜなら……やるべきことが整理できれば、それでいいから!」
 裏紙を出して、ボールペンでなぐり書きしたら、終了!

 書類を整理することに没頭しかけた時、つぶやきます。
「ここは時間をかけるところではない。なぜなら……必要な書類が手元にあればそれでいいから!」
 いま必要な書類をクリアファイルに入れて、取り出せるところに。ほかの書類の整理はあとまわし。終了!

 スライド資料で「どの効果音を入れるか」悩んだ時は。
「ここは時間をかけるところではない。なぜなら……大事なのはスライドの中身だから!」
 効果音なんかいらん! 終了!

 なぜなら、ってつぶやくと、自動的に脳が答えを出そうとしてくれます。目的を思い出すと、ムダな作業がカットされていきます。結果、効率化につながりました。

 私のように、手段が目的化してしまう人がいらっしゃいましたら、ぜひ魔法のひとこと「ここは時間をかけるところではない。なぜなら……」をつぶやいてみてください。ムダをなくし、仕事を効率よくこなせれば、定時退社も夢じゃない、かも!

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