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【2024年度版:ドイツワーホリ】ドイツの住居事情と日本からでもできる準備をご紹介

この記事では、現在ワーホリなどドイツへの渡航ビザ申請を考えている方や、すでにビザを取得済みで渡航までに情報を集めていらっしゃる方向けに作成しています。
本記事では私のような家無し仕事無し状態で渡独される方向けに私が実際の家探しを通じて感じた現状を書いていきます。
内容的に心構え寄りの注意点が多めですので、こんなの知ってるよという方は他記事をご参照いただけますと幸いです。


日本で準備しておくべきこと

家を見つけるまでの滞在先を確保する

まずは家を探す間の拠点を確保しましょう。一般的にはホテルやホステルを拠点にすることが多いです。
渡航一ヶ月前くらいには滞在先施設を予約しておきましょう。
すでにこちらで知り合いがいる方はそこでお世話になるのも手かもしれません。
参考程度に、私はドイツ渡航3週間前くらいでとりあえず1ヶ月間ホステルを取ってから渡航しました。
以下が実際に私が1ヶ月弱滞在していたホステルです。
※ここからは以下ホステルの詳細情報になるので必要ない方は次章まで飛ばしてください。

ホステルも日本にいる時に色々みましたが、以下のポイントからこちらのホステルにしました。ちなみに当然お金は1セントももらっていないので以下は忖度0の評価です^^

・スタッフが英語を話してくれる
・施設が新しくかなり綺麗だった
・Wi-Fi接続も特に問題なし
・3人部屋がある
・ディスカウントスーパーが近い

一方でGoogleマップの評価にもよく書かれていますが、以下の点は少し微妙だなと感じました。

・駅から遠い
最寄り駅はU Bahn(地下鉄)の駅とS Bahn(地上を走る電車)の両駅から中間地点にあり、それぞれ徒歩15分ほどかかります。バス停も近くにありますが、絶妙な位置で交通の便は悪いです。

・アメニティがほとんどない
アメニティはベッドと枕シーツ、あとはシャワールームのハンドソープ、トイレットペーパーくらいです。
部屋ロッカーの南京錠やバスタオルなどはフロントにて有料での貸し出しでした。

・3人部屋とはいえ男女様々な人と日替わりで同じ部屋に滞在することになる

私が滞在した部屋は三人部屋でしたが、ルームメイトが私と全く同じ期間滞在するという訳ではないので、日毎にルームメイトが入れ替わります。
外出時に持っていけない貴重品(一眼レフカメラやPCなど)は必ずベッドシーツの下に隠したりと、工夫が必要でした。
また、最後の1週間ほどは40代後半から50代くらいのおじさんとずっと一緒だったのですが、いびきがひどくほぼ眠れませんでした。
フロントに相談すれば部屋替えも検討してもらえると思いますが、もうずっと同じ部屋で住み慣れており、移動が面倒だったので私は耳栓を購入して対策していました。
自分と同年代くらいの若い女性と同じ部屋だった期間もあり、それもそれでかなり気を使いました。
ちらっと二段ベッドの8人部屋も覗いてみたのですが、二段ベットがびっしりでパーソナルスペースはベッド以外になさそうでした。
また、このホステルは各部屋ごとに1つのバスルーム(トイレとシャワーブース一体型)でした。
8人部屋だからといってバスルームが複数あるということもなく、8人で一つのトイレ、シャワーブースを共有するという面を考えると、少し高くても3人部屋にしておいてよかったなと思いました。
ちなみに当時は円安もあり1ヶ月の滞在で10万円ほどかかりました。泣

家探しには最短でも1~2ヶ月かかる

少し脱線してしまいましたが、まず大事な情報としてドイツではここ数年単位で慢性的な住居不足です。特に首都ベルリンでは4-5年前までは日本に住むよりもよっぽど安い家賃相場で家も見つかりやすかったそうなのですが、昨今のウクライナやガザ地区からの難民が流れてきているという情勢から家不足とそれにより家賃高騰が続いている状況です。
よって、どんなに早くても1~2ヶ月はかかることを覚悟してください。

アジア人は家探しにおいて不利

それではなぜそこまで時間がかかるのかご説明します。あくまで個人的な見解なのでこれが絶対ということはないのですが、私はそもそも住居が不足している状況に加え、一般的にドイツ人、その次にEU圏内出身者の順で優先されやすいからだと考えています。
つまり一般的にベルリン、引いてはドイツでシェアハウスを探す場合、アジアから来ている我々日本人の優先順位は非常に低くなりがちということです。
日本人であることを隠す必要はないと思いますが、日本人だから家なんてすぐ見つかるっしょ!ということはないのでご注意ください。
また、家主の立場に立てば、トラブルがあった時に円滑にコミュニケーションが取れるドイツ人、生活や文化が似ているEU圏内の方を優先してシェアメイトとして迎え入れる事情があることは容易に想像ができます。

家賃相場

私が住んでいるベルリンで体感での相場になりますが、一般的なWGでは月あたり500€~800€が相場です。ベルリンの中でも立地や部屋の広さなどで変化することがありますが、一般的には安くても500€はかかると見積もっておいてください。一方、WGではWi-Fi代や冬の暖房代を含めた光熱費込みで支払うことが一般的ですので込み込みでの相場と考えてください。

まとめ

以上、個人的な意見も多々書いてしまいましたが、お伝えしたいのはドイツでの家探しはかなり厳しいということです。
私もかなり苦労しましたし、渡独された日本人で家がなかなか見つからず、1ヶ月足らずで帰国される方も何人か見てきました。
上記から他の国での事情は存じ上げませんが、よくワーホリ先の中でもドイツはかなり難易度が高いと聞きます。
とはいえ家が見つかれば次の仕事探しのステップに移ることができます。日本ではなかなか経験できない多国籍な環境で生活することも非常に刺激的で楽しいです。
何よりここを乗り越えると自信がつきます。この記事を読んでくださっている方が理想のお家を見つけられるよう願っております。

もし上記以外に知りたい情報などがあればぜひコメント、もしくはX(旧Twitter)のDMでもご要望をお寄せください。

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