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ドイツワーホリ半年を振り返って感じている後悔

前回ドイツワーホリについての記事をアップロードしてから気付かぬうちに年が明けていました。
2023年8月上旬から始まった私のワーホリも、ほぼ折り返し地点に差し掛かっているのでこの辺りでまた情報を整理して落としていこうかなと思います。
内容はタイトル通りですが以下ここまで振り返った時にこうしておけばよかったなあと思う点を記載していきます。


渡航してくる時期をもう少し検討すべきだった

渡航時期についてはいくつか理由がありますが、最も重要な理由としては家の見つかりやすさと仕事の見つかりやすさが時期、季節によって変わるということを考慮に入れていなかったことです。
結果としてはまだマシな時期に来られたと思いますが、当時を振り返ると甘かったなという所感です。
特に家、仕事の両方とも夏の間が見つかりやすく、冬の間は見つけにくいと聞きます。私自身8月上旬に渡独した身なので他の時期に来ていればどうだったかは仮定でしかないですが、
参考程度に私は家探しに1ヶ月、仕事探しには半月かかりました。
周りの話を聞いているとどうやらこれはかなり早いスピードだそうです。
家探しに関してはWG Gesuchtというサイトで、
仕事探しはStamtischという日本人や日本に興味を持つドイツ人が集まるコミュニティに定期的に顔を出すことで、そこで出会った人伝に紹介してもらった場所です。
ご自身のやりたいことや生活サイクルの構築しやすさも時期によって大きく変わることがあるので、私のようになんとなくで来ることはあまりお勧めしません。
特に冬に来られることは天候や上述した住居、仕事の見つけにくさからぜひ避けられることをおすすめします。

何をしたいか明確化しておくべきだった

ワーホリはあくまで「休暇を楽しむことを目的としたビザ」と明記されています。
ネット上に落ちているポジティブな情報だけを鵜呑みにしてしまい、あまり明確な目的がないまま渡航を決めてしまいました。
もちろん客観的に見れば海外、しかもヨーロッパで生活すること自体非常に価値あるように感じられます。
一方でせっかく渡航してきた、かつ最長1年という限られた期間なのであれば一瞬も無駄にすることなく楽しみ尽くしたいと考えてしまう貧乏性の私は、とりあえず来たはいいもののこのままでは1年後帰国する時に後悔してしまうのでは?というモヤモヤが生まれてしまいました。
特にヨーロッパの中心地で生活を送ってみたいというなんとなくの理由で来てしまったことが原因で、ここまでの期間をなんとなくで過ごしてしまったようにも感じています。
アルバイトでユーロを稼ぐのか、単に稼ぐだけではなくてスタートアップ企業に入り込みたいのか、サッカーチームを見つけてそこで活躍したいのか…
結局優先順位は何で、どういう状態の生活を送りたいのかと言うビジョンが明確になかったことが自分自身の反省点です。
なぜなら家もアルバイトも見つかり、初月のバイト代も受け取り、そこから家賃などの必要な生活費を支払ってもある程度余ってしまったからです。
生活基盤が整い、金銭的な余裕が生まれることで、あらゆるチャレンジを避けてしまいます。
日本と同じように現在ドイツでも物価高や景気の悪化が報道されていますが、日本とは対照的にドイツでは賃金の上がり方も非常にスムーズです。例えば今年1月からレストランなどの外食費が軽減税率対象外になったのと同時に、最低時給も引き上げられました。
公共交通機関も月当たり49€でドイツ全土の公共交通機関乗り放題チケットが買えるので、アルバイトでもある程度の生活はできてしまいます。
すごく恵まれた環境なのですが、その環境に甘えてだらけてしまうという側面もあります。
特に冬になると外は寒いので、家の中で日本のYouTubeやテレビ番組、映画を見て過ごすというような廃人になりがちです。実際に私がそうなりました。
その時の解決策は毎日1度でもいいので外に出てみることと、毎日自分が何をしたいのかモヤモヤしていることをメモ用紙に書いて整理し、優先順位をつけることでした。
結局私は、最近定まった私のやりたいことは以下のようになりました。

1. ユーロを稼ぎたい(稼いだお金でヨーロッパ旅行に行きたい)
2. ドイツ語と英語を上達させたい
3. サッカーをしたい

そうと決まれば、1と2を両立できるよう現地の人が働いているカフェに応募しまくり、働く場所がやっと決まりました。
元々働いている日本食レストランと掛け持ちして働くことになるので、とことん稼ぐというところに振り切りつつ、現地の人と積極的に交流することで語学も磨いていきます。
1と2に関しては、「できないと後悔する」だろうというものですが、3に関しては「できるならやりたい」というものなので、まずは1と2の軸を安定させた後にチャレンジしていきたいと思います。

もっとお金を貯めてこればよかった

資金力に比例してワーホリを楽しめる余地が広がる

私は留学経験どころかほとんど海外渡航経験もなしで英語を話せるようになりました。
どのくらい話せるかと言うと、いきなり海外生活を始めて1ヶ月余りでドイツ人と交渉をして家を見つけられたくらいです。英語をどうやって習得したかについてはどこかでまた、まとめて記載したいと思います。
英語を独学で身につけられた自信から、日常会話レベルならドイツ語も同じように独学でいけるのではないかと考えてしまったのです。
日本に居た時から毎日Duolingoでドイツ語を勉強していた甲斐もあって、渡独から4ヶ月ほどでバイト先での電話対応や予約の問い合わせなどはドイツ語で対応できるようになりました。
一方で、当然ですがドイツ人に混じって問題なく会話できるかと言えば、そのレベルからは程遠いのも事実です。
英語は義務教育が始まった中学から大学卒業まで、10年間かけて積み上げたもの。それに対してドイツ語はまだ学び始めてせいぜい7ヶ月ほど。
残りのワーホリ期間では独学で日常会話レベルに届くのは不可能です。結局は語学学校が手っ取り早いのではないかと言う結論に最近至りました。
また、語学学校に入ると同じクラスで友達ができたりコミュニティとしてもかなり大きいと言う話をよく聞きます。
残念ながら私は予算的な問題と上記の気持ち的な抵抗により、後回しにしてしまいました。
今感じることは、至極当然ですが日本でどれだけ資金を作れるかに比例してワーホリを楽しめる余地が広がるということです。
(私が申請した時点では)ワーホリの申請には100万円程度の貯蓄証明ができればビザが申請でき、私もそこに照準を合わせて準備していました。
しかし、現在は円安ですので私が渡航前に戻ったと仮定すると200万円ほどは最低ラインとして用意します。

ちなみに私も3~4月より語学学校への入学を検討中ですので、そのあたりで入ってみた感想なども書き起こしていけたらなと思います。ぜひお楽しみに。

日本から持ってこればよかったもの

ここからはおまけ的なコンテンツになりますが、今出国前の時点に戻れるならという仮定で記載していきます。ほぼ個人的な所感なのであくまで参考程度にご参照ください。

マイ箸

ベルリンではなんだかんだ言って日本食を食べることができます。
食材もある程度スーパーで揃えられるので自炊もできます。
こちらに来て意外だったのが地域のスーパーでも醤油が手に入るということです。それもキッコーマンの醤油でちゃんとした醤油です。(ちなみにイタリアのスーパーでも普通に売ってました)
また、最近ベルリンではJapan Marktという日本食に特化したスーパーもオープンしたこともあり日本食も普通に食べられます。
食材と同じく、お箸もこちらで買えるのですが、当然ながら少し日本より割高になります。
日本で買えるお箸の方が安く、高品質なものかつ愛用していたお箸をこっちに持ってくれば普段の料理ももう少し美味しく感じられたかもしれないと今になって後悔しています。
日本食だけでなく、パスタやこっちで売っているカップ麺などでも使えますし荷物にならないのでぜひこれから渡独される方はぜひマイ箸を持ってこられることをおすすめいたします。

日本の食材

上記と相反するように見えますが、ちょっとした調味料などを日本から持ってくればよかったとすごく後悔しています。
上記でも記載しましたが、ベルリンでも日本食が手には入るものの、やはり全て割高になります。
例えばスーパーでも醤油は250mlで4€程、豆腐は一丁で3€程します。
特に私が個人的に持って来なくて後悔しているものは、コチュジャンや鍋の素、カレー粉、粉末の鶏がらスープなどです。
ドイツのスーパーでは白菜やネギなど鍋や日本のカレーの食材が手に入ると思っていなかったので、この辺は今一番欲しいものかもしれません。
ちなみにお米は重いのと、そこそこのものならドイツでも手軽に買えるのでそこまで優先順位は高くないです。

長袖やジャケットなどの衣類

8月上旬に渡独してきた際にびっくりしたのがとても寒いということです。私はミュンヘンの空港で入国したのですが、8月9日に到着したにも関わらず、周りの人はみんな長袖、ジャケットを羽織っている人も少なくありませんでした。
日本から出国する際、アウトドア用の半袖シャツとジーンズで来た私は完全に浮いていました。
気温は15度と、もう完全に夏ではなく秋の気候で夏服はほとんど使いませんでした。
もちろん同じドイツでも地域によって差はありますが、ベルリンに入ってもあまり変わらず、8月でも長袖がないとかなりきついです。
一方、私はまだ6~7月を経験していないので、この辺りに来られる方はもしかすると夏服が必要になるかもしれません。

現金(およそ100€ほど)

日本でキャッシュレスに完全に染まりきっていた私は、ほとんど現金を持ってきていませんでした。
ベルリンの知人からはカード使えるところ多いよ〜と聞いていたのですが、私が実際に来てみると、カードを使えないお店がたくさんあるように感じました。
きっと彼は、私が初めて海外で生活することも知っていたので、ある程度の現金は持ってくるはずと想定しての上記コメントだったように思います。
結局私は50€も持たずに渡独したのですが本当に苦労しました。知人はもちろん私の不用心さに引いていました。笑
大型チェーンのスーパーやホテル、公共交通機関などではもちろん使えるので最低限の生活には問題ないのですが、レストランやバーなどでは現金のみでしか支払えないお店もまだまだあります。
なお、カードが使えるお店でも10€以上の買い物からカードOKというお店や、カードのマシントラブルなどもしばしばあるので現金での支払いを余儀なくされることも想定しておいてください。
他のヨーロッパの国に比べてドイツでは治安も良く、現金があって困ることはほとんどありません。ぜひ現金は多めに持ってくることをおすすめします。
また、ベルリン名物のケバブ屋さんではほぼカードが使えないので注意が必要です。

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