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猫の看取り日記#1

こんにちは。
るりです。
今日は私の大切な大切な
猫ちゃんについての話。

どこでも言及していなかったのですが、
私は去年まで猫を飼っていました。
私が生まれる前から家にいたので、飼っていたというより、
本当に一緒に暮らしてきたという感覚です。

雄猫だったので彼と呼びますが、彼は
昨年の3月に虹の橋を渡りました。
その時の日記を数回に分けて載せようと思います。
今ペットロスに苦しむ人にとって
少しでも助けになれば幸いです。

3月某日
数日前、急に彼の体調が悪化した。
もう今年で18歳なので
今まで大きな病気もなく生きてきてくれたことが奇跡なのだが、
それでも外をスタスタ歩き回っていた翌日に
家の中で1m移動するのが限界になり、
胸を大きく上下させて苦しそうに息を吸い、
その次の日にはご飯を食べることができなくなり、
粗相をするようになり、
力のない目で酸素室からわたしを見つめてくる彼をみているのは辛い。
本当につらい。
けれど、向き合わなければならない、と思う。
いつまで生きてくれるだろうか。
あと数日かもしれない。数ヶ月かもしれない。
なんとか持ち直してくれるかもしれない。
できるだけ長くそばにいてほしい、と思う。この苦しみから早く解放されてほしい、とも思う。
どちらを望んでいるのか、わからない。神様、両方叶えることはできませんか。

2日後
もっと早く書いておけばよかった。
今日、3月X日。命日となった。
今はX日の夜。W日から日付が変わって間もなく、わたしの世界でいちばん大切な存在は心臓の機能を停止した。
命日?いまいちピンとこない。
ここに体はある。一見眠っているだけのように見える。
そう、本当に、眠っているだけのように。
彼の隣に寝そべっている私が呼吸をするから、彼のお腹も上下しているように見える。
けれど、体がつめたい。
ふれるたび、涙が溢れる。
こんなに早く逝ってしまうなんて思っていなかった。

Y日
気づいたら朝になっていた。
今日はお葬式に行く。
亡くなったのは昨日だったか、一昨日だったか。
あれから時間が歪んでいるような気がする。

お葬式から帰ってきた。
骨になった彼を見て、やっと
この子が亡くなったという事実を冷静に捉えることができた。
長い足ですね、と言われたことを思い出す。
そういえばあの小学生はどうしているだろう。

長くなってしまうので、
今回はこの辺で一旦終わりにします。

読み返したら涙が出てきた。

次回もまた
見に来ていただけたら嬉しいです。

それでは。

るり


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