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チラシは飛び火する

①チラシを投函して、

②そのチラシを見た方がサービスを気に入り、

③受付窓口へ連絡を入れて契約する

これがポスティングによるチラシの反響です。

実はチラシ効果はこれで終わりではありません。

1件の反響を得ることは、その周辺を巻き込んだ反響へと繋がる可能性があります。

例えば、ある家でポスティングされたチラシがキッカケでリフォームをしたとします。

この契約者がリフォームの仕上がりを大変気に入り評判が良かったとすると、自然に隣近所や身内へその情報が口コミで流れていきます。

また、近隣の方は工事中の作業者の様子や仕事の仕方、仕上がりを何気なく見ています。隣近所にも同じタイミングでチラシを配ってあると思うのですが、それには反応しなくてもご近所さんでの仕事の様子を見て、それでは家もやってみようかとなることがあるのです。

外壁塗装をする1軒の家で工事を始め終わる頃に、次は隣の家も足場を組み始め、またその周辺の家も同じ塗装業者での塗装工事が始まるという飛び火を見掛ける方も多いのではないかと思います。

飛び火にはいくつかのパターンがあるかと思います。

①初回契約者からの口コミによる飛び火

しっかりしたサービスが確立されていれば、親しい人からの評判、評価は信頼を得やすいため、飛び火に繋がりやすい

②紹介特典制度により初回契約者と紹介者へ特典を与えることによる飛び火

紹介者、被紹介者双方が得できるように仕掛けてサイレントセールスを狙う

③業者のセールスマンが契約した家の周辺に対して直接強化営業して飛び火

「近くで工事をしているんですが、ついでに作業出来れば少し安く出来るので」などと言葉巧みにセールスをかけ、顧客獲得を目指す

④チラシを再度ポスティングして再認知を狙うことによる飛び火

リピート配布によって心理的誘導を目指す

⑤仕事の様子や完成品を間近に見せて契約を誘導することによる飛び火

業者の立ち振る舞いや印象、完成品の仕上がりが悪ければ飛び火には至らない

このように1枚のチラシによる反響がキッカケとなり、口コミ、評判やさまざまな戦術によって、ウィルスのように拡散し、飛び火していくことがあります。

そして飛び火が始まると、最小限の資材やマンパワー、タイムロスで次のサービスが提供でき、会社としての利益や業務効率が向上します。

1枚のチラシ投函と反響、侮れないですね。

ポスティングはそのお手伝いの役割を担っている小さいようで大きなお仕事なんです。

ちなみに1枚のチラシがキッカケで飛び火した分は、ポスティングした人の報酬にはならず、最初の契約者の1軒分しかいただけないのが現実です。

これはしょうがない事ですけれど、すごく会社が儲かっているならちょっとぐらいおすそ分けしてほしいですね。