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プロダクトバックログマネジメントの認定試験に合格した

合格した

ここで言う「プロダクトバックログマネジメントの認定試験」とは、Scrum.org が認定する Professional Scrum Product Backlog Management Skills のことだ。通称、PSPBM だ。

Professional Scrum Product Backlog Management Skillsの認定証

試験概要

試験自体は、オンラインでいつでも受験可能だ。購入自体もクレカオンライン決済で受験用パスコードを取得できる。経験上、瞬時にコードがメールで届くのですぐに受験できる。

認定試験の詳細、試験の購入、試験の実施についても、公式サイトをご覧いただきたい。

Professional Scrum Product Backlog Management Skills Certification

試験時間は30分間で、出題数は20問だ。1問あたり1分30秒で解けばよいことになる。45秒で1問解かないといけないPSM Iより考える時間があるだろう。
実際、私の場合は15分で20問を解き終え、じっくりと見直しをしても20分には終了した。
問題は、多岐選択問題だけだ。試験の言語は英語のみであるが、公式にGoogle翻訳の利用が許されているため、ChromeブラウザなどにあらかじめGoogle翻訳の拡張機能をセットアップしておこう。
合格には、85%の正答が必要となる。したがって、17問(20問中)を正答する必要があるのだ。

まとめると

  • 試験時間: 30分

  • 試験問題数: 20問

  • 試験問題形式: 多岐選択式

  • 試験言語: 英語のみ(Google翻訳拡張機能が利用可能)

  • 合格: 85%の正答

さて、気になる受験料だが、200 USD となる。円安ゆえに、私の受験時(2024年1月27日)は、およそ3万円であった。

プロダクトバックログマネジメントのスキルとは

さて、気になるどんな知見を認定してくれるのか、どんな知見を評価してくれるのかだが、プロダクトバックログにまつわるあらゆる関心ごとといってよいだろう。プロダクトオーナーならば、日頃から気にかけていて、実践していることが問われる形だと思ってよい。したがって、日頃の活動や考えている事柄を再確認、学び直しするために都合がいいはずだ。

テーマとなる内容は以下の3つである。

  • プロダクトバックログ

  • ステークホルダー

  • プロダクトバックログマネジメント

そう、まさにプロダクトオーナーとしてのスキルが求められる。プロダクトバックログとは何かでは、もちろん、プロダクトゴール、スプリントゴールといったコミットメントについてもスキルを求められる。「スクラムチームの生み出すプロダクトの価値を最大化する」プロダクトオーナーにとってチームとステークホルダーに対して透明性を作り出す単一の情報源たるプロダクトバックログについて問われる。

もちろん、ステークホルダーの関心ごとへの理解、ステークホルダーとはどのような人物で何を気にしなければならず、何を諦めなければならないかも経験とスキルが問われる。

そして、スクラムチームとして特に、開発者とのコラボレーションはプロダクトバックログマネジメントにとって不可欠である。

さて、ここからは私が合格のために実施してきたことを述べていこう。

まず前提として、私はすでに Professional Scrum Product Owner I ならびに Professional Scrum Product Owner II に合格済みだ。他にも Professional Scrum Master I, II にも合格済みだ。

長沢智治の認定証一覧

この知見があれば、特別に何かを勉強する必要ははっきりいってない

相応の知見があると思っているならば、迷わず受験してみてほしい。

ただ、プロダクトバックログの知見に少し不安を覚えるならば、学び直しや取りこぼした知識を埋めるためにも、以下を参考にしてほしい。

とにかくプロダクトバックログの記事を読む

スクラムガイドを読み直すは、当たり前すぎるため、割愛しよう。

次にやっておきたいのは、プロダクトバックログに関連した記事を読むことだ。ただ読むだけでは合格はしないが、知見の棚卸しと再確認、学び直しになる。おすすめしたいのは、長沢がコツコツと翻訳した記事たちだ。

ほとんどの記事は、重複しているのでびっくりする必要はないだろう。

Scrum OpenとProduct Owner Openを活用する

Scrjum.orgでは、無料で利用ができるアセスメントも充実している。中でもここで挙げる2つはこの試験においても腕試しとなりうるであろう。

Scrum Open はスクラム全般に対する無料模擬試験であり、Product Owner Open はプロダクトオーナーのための無料模擬試験だと思っていいだろう。

ただし、注意点がある。実際の認定試験はこの模擬試験レベルではない。したがって、模擬試験で100%取れないようだとしたら、本試験での合格は難しいと思ってほしい。そういう目安としてみてもらいたい。

さて、ここから先について少しだけ触れておきたいところがあるが文字数が増えてしまった。希望があれば、追記をしたいと思う。「スキ」や 𝕏 などでフィードバックをしてほしい。
𝕏 : @tnagasawa


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