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介護施設内での転倒に関するステートメント

介護事故に関して

主な介護事故を列挙致します。

(1)転倒事故、、、最近、老年医学会から出た介護施設内での転倒に関するステートメントを発表。転倒事故に対する考えが進んできています。
https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/info/important_info/20210611_01.html

転倒によっては、事故ではなく疾病に近いとの見解。とても重要な発表。

(2)誤薬、、、まさに医療事故とも言える。ヒューマンエラーが最も多く、深刻である。介護施設の人員不足や、看護師不足も原因の一つか。

(3)アザや皮膚剥離、、、自身で訴えの出来ないご利用者のアザや皮膚剥離。血液サラサラの薬を飲んでいるご利用者も多く、ほとんどが原因不明。

(4)窒息や誤嚥、、、高齢者は嚥下機能が低下してきて、窒息や誤嚥のリスクが高い。食形態を間違えた後の窒息や、嘔吐に気づかず嘔吐物による窒息がある。

(5)その他の事故


※思考のまとめ
とくに(1)の高齢者の転倒について。リハビリによるADL向上が一時的に事故の可能性を上げたとしても、生活機能向上の観点からリハビリを継続する必要がある。
そして、全ての転倒が必ずしも事業者の過失であるとは、限らない。
そして、あらかじめ利用者、家族に理解を得る。コミュニケーションが重要ですね。
事業者として、ご入居者やご家族に説明するエビデンスとしては、充分な内容です。

今後、多剤併用などの、転倒リスクのエビデンスも多く出てきていると思います。高齢者に対する、事故も時代とともに考えが変換してきています。

しっかりした考え方針をもち利用者、家族とコミュニケーションし、利用者にとって総合的によいケアをお届けしたいです(^^)

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