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人生の厚みが出てきた

わたしの人生こんなはずじゃなかった、
なんてもう何回も思っている。

大学を出てなにごともなく忙しくも充実しながら働く社会人になることを何の疑いもなく思い描いていた。

はじめて心療内科に行った時、
うつ状態と診断された時、
抗うつ剤を飲むようになったとき、
まさか自分が、と何回思ったことか。

何もなくても涙が出たり、
電車に乗るだけでドキドキしたり、
会社を休職したり、
こんなはずじゃなかったのに!とどこかの山で思いっきり叫んでみたいほど、何度も何度も思った。

どこで道を踏み外したのだろう、
育ち方を間違えたのか?なんで?と考えたりもする。

この経験をポジティブに捉えようなんて思わないが、一瞬だけ、ほんの一瞬だけ自分の人生を本にしたら想定外で面白い人生だろうとは思う。(勿論本になることはないのだが)

順調に進学して、順風満帆な人生よりも
山あり谷あり谷ありまくりでびっくり想定外という人生は大変だし辛いけど全てが思い通りにいく人生よりは面白いと思う気持ちが0.05ミリくらいある。(大半はくそ!こんなはずじゃなかった!と思っている)

どこがで、色んな経験をすることで
人としての厚みが出るというような言葉を聞いたことがある。

わたしは絶賛厚みを出してる間なのだろうなと思う。

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