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マーケティング戦略|リバースオークションについて

Webマーケティングについては「TANOSHIKA HP作成」サイトにも詳しく掲載しています。
今回の記事では、マーケティング戦略|リバースオークションについて書いてみます。
情報元は『マーケティング戦略』 野口智雄著 です。

需要と供給のマッチング

需要と供給は質、量、タイミングの面でマッチングすることが重要です。ネット上で企業を競わせ、自分の購入条件にマッチする相手を容易に見つけ出す方法を逆オークションといいます。

リバースオークション

★かつて、われわれは製品を希望する条件で購入するためには多大な検索コストが必要でした。どこに自分の欲しいものを販売する人がいて、どこに自分の売りたいものを買いたい人がいるかを知る手だてがほとんどありませんでした。また、オークション(競合)も一定の資格要件が必要で、一般の消費者には参加しづらいものです。
★しかし、インターネットの普及により、ネット経由で一般消費者が容易に参加できる競売システムが構築されるようになりました。利用者は、氏名、メールアドレス、自己紹介などを登録し、利用規定を守れば参加できます。
★これの1つの進化形態が、リバースオークション(逆オークション)です。これは、出品された製品を前にして複数の買手が落札価格を競り上げる通常のオークションではなく、買手が希望の商品について買いたい価格(落札価格)やその他の条件をネット上に提示し、それに応じた企業を競わせ、より買手の条件にかなった相手を発見するという方法です。
★米国のネット企業大手のプライスライン・ドット・コムが考案し、1997年に特許を取得したビジネスモデルです。日本でも新車販売、ホテル予約、不動産販売などの商品で実施されたことがあります。

日本政府におけるリバースオークション例

★日本政府は、公開入札を通じて税金の使途を開示し、透明性の高い取引を実現しています。また、市場価格よりも割高になりやすい行政コストの削減策として、リバースオークション(競り下げ方式)を導入しています。
★物品だけではなく、政府発注の公共事業の調達なども含めて、リバースオークションを採用しています。これにより、民間企業がサプライヤーとして参入することを目指しています。
出所:日本経済新聞『政府調達、競り下げ方式導入 公共サービス改革方針を決定』


最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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