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BTOBのKingdom出演における懸念

BTOBがMnet主催のサバイバル番組・Kingdom(킹덤/キングダム)に出演することが決定しました。現時点で私が懸念していることについてまとめようと思います。
自分の考えを整理するために書き始めましたが、ファンが喜べない理由は何なの?と疑問に思う方、現状に困惑しているメロディの方などのお役に少しでも立てれば嬉しいです。


※BTOBファン目線です。推し贔屓あり


①番組内における争点・評価軸と、グループの強みが正反対

MAMAでのパフォーマンスを見る限りおそらく争点・評価軸は変わらないと思われるので、Road to Kingdom(ロトゥキン)から推察します。

番組内で評価される/されやすい点
・派手で大掛かりな迫力のあるステージパフォーマンス・ダンス
・所謂ドゥンバキ系のコンセプト
+生歌であることは重視されない

BTOBのステージ上での強み
・圧倒的な歌唱力
・安定した生歌(ボーカルラッパー共に)
・バラード曲やヒーリングコンセプトが得意
+ダンスパフォーマンスが売りではない

ざっくりですがこういった具合です。グループのとしての強みは評価されにくく、得意ではない分野が重視されるというかなり分の悪い勝負になることが想定されます。


②そもそも強みの歌唱力ですら十分に発揮できない現状

ボーカルラインの内ヒョンシクとソンジェの2人は現在兵役中のため番組に参加できません。ウングァンとチャンソプが揃うだけで十分すぎるほどではありますが、BTOBのボーカルラインは4人全員の実力+歌声の相性の良さが大きな強みであり、4人が揃ってこそ本領を発揮します。これはもう現状どうしようもないことですが、グループとしての本来の実力を発揮できないのは大きなハンデです。


③他のグループとの年齢層の違いによる体力面

ダンスやアクションを交えた派手なパフォーマンスが求められる番組であること、元来BTOBはダンスが売りではないことを先述しましたが、更に年齢というハンデが加わります。(兵役中のメンバーを除いた年齢層は90年生が2人、91年生が1人、93年生が1人)
今の韓国アイドル業界においてトップクラスのダンスパフォーマンスを誇るような若手グループが参加する中、同じフィールドで戦うというのならばかなり不利です。


④他のグループと比べ1組だけ立場が違う

他の出演グループを見る限り、まだ若手の部類で、大衆的な認知なども含めて地位を固め始めた段階のグループが多いです。(それに当たらないiKONにはハンビンが脱退してからの再起を賭けた出演といった意義があるでしょう。)
対してBTOBはデビュー9年目のベテラングループであり、もう既に韓国内の音楽業界において地位を確立しきっているため、はっきり言ってキングダムに出演する必要性がありません。


⑤ただでさえグループが大変な状況(イルン脱退騒動、庇護騒動)で出演することによる本人たちの精神的負担

アイドルである以上激しい競争社会に身を置いているわけですし、大変ではない時期などないと思いますが、今BTOBはデビュー以来最大と言っても過言ではないほどの大きな問題に直面しています。このタイミングでのサバイバル番組への出演はメンバーたちにとって大きな負担となることが容易に想像できます。



上記の5つが私の考える大まかな懸念点です。

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前例

実は、①③④に似たような状況の前例があります。大元の番組であるQueendom(퀸덤/クイーンダム)にて、唯一ソロ歌手として出演していたパクボムさんです。番組内では強みである歌唱力を発揮し、共演者にも"やはりレジェンドだ"と評されていましたが、他のグループのようなダンスパフォーマンスが行えないことやベテラン故の体力面の差などにより番組内で評価を得ることが出来ず下位に終わっています。

疑問

加えて疑問に思うのは、一度オファーを断ったにも関わらず、再度深く審議し出演することを決めたという点。最初に出演を断った時よりグループとして抱えた問題が世間的に悪化しているにも関わらず、なぜこのタイミングで出演を決定したのでしょうか?

メンバーの兵役期間中で完全体ですらない以上、グループとして再起を賭けて…といったわけではないはずです。
また、オファーを断ったと報道された際のファンの反応は本国・国外の両者ほとんどが「断ってくれて良かった」、ファン層以外でも「BTOBが断るのは納得」という意見が(少なくとも私が見た限りは)多かったため、再審議においてファンの意見や世間の反応などが反映されたとも考えづらいでしょう。

その一方で、事務所とMnetの関係が悪化し、その事務所に所属するアーティストたちがMnetの番組に出られなくなるというパターンは前例があります。
なのでメンバーたちがグループの方針として出演を決心したと考えるより、事務所と放送局の関係のために出演することになったと考える方が辻褄が合ってしまうのです。

推測でしかないとはいえこのような状況なのでファンとしてもあまり納得がいっていません。ロトゥキンで生じた疑問や問題点(投票システムなど)もあり番組自体における不信感も拭えませんし、正直不安要素だらけです。

ですが出演は既に決定してしまったので、投票など力になれる部分があれば参加しつつ、私の心配が全て杞憂に終わることを祈っています。

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追伸:期待する部分

ここまで否定的なことを書き連ねましたが、期待する部分についても書いてみます。

クイーンダムでもロトゥキンでも、番組内での得点は高くなくとも視聴者やファンから良い評価を受けたステージはたくさんありました。グループ単位でもそうです。

BTOBが生み出すステージが良いものであることは十二分に分かっているので、番組内での評価基準に縛られることなく、本人たちの強みをより活かしたパフォーマンスができれば、きっと素敵なステージが完成されるはずです。

また上記ではボーカルラインの歌唱力についてしか触れることができませんでしたが、BTOBにはイミニョクというアングラ出身の実力派ラッパー(兼ボーカルラインピンチヒッター)がいますし、プニエルも様々な引き出しを持っているので、ラップラインも本来の実力を発揮したり新たな魅力を見せてくれたりするのではないかというところにも期待しています。あとは楽曲制作の面にも。

とにかく私にできるのは祈ることと再生回数・投票系に協力することだけなので、やれることをやって応援しようと思います。

비투비 파이팅!!! 멜로디 파이팅!!!


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追記:ミニョクの言葉

​2021.02.03 박소현의 러브게임にて
(意訳・要約あり、リスニングミス・誤訳の可能性あり)

👤:BTOBがKingdomに出演するという話を聞きました。多くの方がお便りをくださったんですが、心配の声が多いです。
🐿️:あ、そうですか?(笑)
👤:ええ、何故なら初めは断ったのに、再度審議し出演を決定したとのことで…。覚悟の一言や、メロディの方々に話しておきたいことはありますか?
🐿:メンバー同士や事務所の方々との多くの議論の末に出演を決定しました。出演するからには他のチームと切磋琢磨し、見習うべきことはしっかり見習って、BTOBだけのカラーをお見せするつもりなので、たくさん応援してください!
👤:ええ、当然たくさん応援しますよ〜。実際のところ、ファンの皆さんもキングダムを共に駆け抜けるということですよね。アーティストの方々も頑張らないといけないけど、ファンの方々も一緒に走って、一緒に応援して、お互いに見習って、ということですので…。良いステージを期待していますね。
🐿:はい。僕たちはベストを尽くしてステージを準備して、一生懸命やります!
👤:どのくらい一生懸命やるかは私たちもわかってますからね。
🐿:メロディたちに負担をかけるようで申し訳ない気持ちもありますが…。僕たちには夢があるので!
👤:BTOBの夢のために、メロディも精一杯頑張りましょう!



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