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My output_1:Think Smart

 Think Smartと呼ばれるスイスの知の巨人と呼ばれるロルフ・ドベリが書いた新書について要点をまとめる。

 人が幸せや成功を掴むための方法は誰も知ることができないが、反対に不幸にならないために失敗をいかに避けて通るかが重要である。アリストテレスも「賢人が目指すべきは、幸福を手に入れることではなく、不幸を避けることだ」と述べている。

認知心理学や行動心理学から、失敗の罠に嵌らない思考法を導き出した。

①大事なことは先延ばしにしないこと。リラックスする時間を作り、リスクがあるものは事前に排除しておくこと。最後に、他人に対して期限を設定するか、もしくはマイルストーンをおいて設定することが良い。またいい決断をするためには、食事などをして脳を休めてからにするのが良い。

②自分の意見に対して常に懐疑的になること。無意識の内に自身の考えは大多数の人と同じ考えだと考えてしまうため、自分の意見を捉えておく必要がある。(偽の合意効果)

③自分の記憶は常に今の自分が正しいと思うように書き換えられている。フラッシュバルブ記憶のような鮮明な記憶でさえも、50%以上間違いだったと心理実験からも結果が出ている。自分が常に正しい訳ではないということを胸に刻んでおこう。都合の良い事実のみを並べてしまう傾向をチェリーピッキングと呼び、会社の成果報告とかでよく見られるから気をつける必要がある。

④思考は状況により、正しい判断ができない。例えば、最後のチャンスなどと言われると焦りなどが生まれ、分別をなくしてしまう。思考の罠に嵌らないようにするためには、状況を冷静に判断する必要がある。


と以上です。冒頭にもあるけど、幸福を取りにいくのではなく、リスクを考えて行動することが大事だということでしたね。幸福の近道は、不幸せを避け、習慣としてコツコツ積み立てることなのだと思いました。


短時間で学んだことを短時間でアウトプットしていきます。









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