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実は大正ロマン✨駅開業100周年を迎えた群馬の沼田へ行ってきたよ!

突然ですが問題です。群馬県内で最も早く開業した駅はどこでしょう?

答えは新町駅です。1883年(明治16年)12月27日に開業しました。実は昨年暮れに140周年を迎えていたんですね~。
そして今年5月1日。群馬県内の一大ターミナル、高崎駅が開業140周年を迎えました~!パチパチパチパチ👏👏
わが国最初の鉄道開業は1872年10月14日なので、その11年後には群馬へ鉄道がやってきたというわけです。早いですね。それほどに重要視されていたことが分かります。

さて、今回テーマの沼田。高崎から上越線で約50分北上した所にありますが、この鉄路が延びてくるまでは40年かかりました。今となっては新潟市へ在来線で行く際の最短ルートは上越線経由ですが、高崎駅が出来た後しばらくは信越本線で碓氷峠を登り長野を経由するルートが最短でした。もちろん今の上越線に近いルート案が無かったわけではないですが、当時の技術ではあの谷川連峰を越えることは到底無理でした。ちなみに上越線が開業したのは大正に入ってからで、茂倉岳の下辺りを穿つ清水トンネルが開通し、上越線が全通を果たすのはさらに後、昭和6年になってからでした。

そんな、文明開化の波がゆっくりと訪れた沼田には、大正ロマンを感じられる和洋折衷の美建築を楽しめるエリアがあります!

まずは駅から。車両と百を組み合わせたロゴ、ナイスアイディアですね…!
のぼり旗もたくさんあってお祝いムード😊
Google Mapより。駅から最短の道順はこんな感じです。

駅から歩けますが、途中階段とキツい坂があります。
どれくらいキツいかというと……

加工してません

市役所の前を通り過ぎてぼちぼち歩いていくと……

まず見えてきたのは、旧沼田貯蓄銀行。
擬洋風建築といって、当時の職人が見よう見まねで作った洋風建築だそうです。
扉には丸で囲われた「貯」の文字
旧久米家住宅洋館。建て主は沼田の名誉市民、久米民之助。
代々木上原にあったものを移築してきました。
ミント色がとっても可愛い…!
旧日本基督教団沼田教会紀念会堂。こちらも可愛い…!
旧土岐子爵家住宅洋館。もはやモデルハウス。
ガラスは当時の物を使用してるそうです。現代のガラスと違ってまだ粗かったので表面が歪んでいます。向こうの景色がゆらゆらして見えるのが分かるでしょうか?
牛の目窓と呼ばれる屋根裏の窓。
焼きまんじゅう食べました!群馬と言ったらこれ!味噌は正義!
訪れたのは4月末でしたが、八重桜がまだ咲いていました🌸
沼田駅に戻ってきました。谷川岳が見える…!かっこいい!
上越線はあの山々に阻まれていたんですね…でしょうね…
高崎駅に来ました。140周年お祝いガチ仕様😊
ちょうどSLの日だったのでホームでお出迎えしました
140周年記念ヘドマ可愛い!

なお、この日沼田へ行った最大の目的はこの展示でした↓↓

上越線の事はもちろん、上越線よりも前に実は沼田を走っていた利根軌道(廃線)や、計画倒れとなった幻の沼田電気鉄道、さらには森林鉄道の事まで!沼田に関係する鉄道の資料が展示されています!沼田市歴史資料館(TERRACE 沼田)にて6/23までです。

以上、ここまでお読みいただきありがとうございました!

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