学校の授業で将来必要科目とは?
私が思う学校の科目勉強する利点を抜粋してお話をしたいと思います。
社会科
社会科には、政治、経済、地理、歴史などがあります。
社会科で学ぶことは、人(国民)としての生き方、人生(国家)の戦略です。
俯瞰的に見られる人
俯瞰(ふかん)とは、全体像を高い所からながめることを言います。「俯」は見下ろすことで、俯角(ふかく)とは見下ろす角度のことです。
公民(現代社会、倫理、政治・経済)
世界中の地理と歴史の概要がいよう(だいたいのこと)を学んだところで、より現実的で血なまぐさいことを学びます。歴史と地理を学んで面白くなったところからの最終仕上げです。
つまり、16世紀〜現在までの高度に発展した世界の経済活動(戦争)について学びます。
国、国家の形成と滅亡について
通貨の発明がもたらした「経済」
人間の本能をうまく利用するための戦術「宗教」の大発明について
究極の経済活動である「戦争」がもたらすもの
15〜16世紀に欧州で発生した武器商人とその関係の深い大国による世界覇権
などがあります。
「倫理」に出てくる哲学者や思想家や宗教指導者の言うことをざっくりとまとめると、人は複雑な精神活動をする動物であり、群れると厄介やっかいな存在になるどうやって手なずけるのか?言い聞かせるのか?
人は、は虫類と同じ、食欲、性欲といった基本的な欲望を持つ以外に
怒りや悲しみ、恐怖、将来への不安といった複雑な精神活動をする
衣食住が足りると「知りたい!」知的好奇心への欲望が抑えきれなくなる
群れないと生きていけない弱さも持つ動物です。
「基本的人権」は大衆にとって「甘い蜜」です。人(動物)が持つ本能「優生思想」を押さえ込むために、戦術「宗教」の手法の中で生まれたものです。
国語
国語は、日本語の勉強です。自分の伝えたいことを読み手に伝えるための大切な言語です。正しく読み解く技術、正しく伝えるための記述の仕方を学びます。
現代国語日本は、今も昔も外国からの侵略の危機にさらされています。
外国の脅威に曝さらされつつも、完全に占領されずになんとか国をたもてている理由の一つが、日本語の存在です。
日本語の特長は、中国の漢字を独自に、日本語へローカライズしたノウハウが後に生きてくる外国語を柔軟に取り入れ、自在に表現できる。(かな、カタカナ、漢字、英数文字を混在できる)
抽象的なこと、概念も、漢字の持つ意味を組み合わせて、新しい名詞を生み出せる等があります。
高度な文明を築けた国の言葉は、日本語と同じで表現方法や言葉の数(語彙ごい)が多いです。
世界中の言語の中で、学習難易度が最も高いカテゴリ5に、日本語が分類されています。
漢文・古文
漢文
漢文は、漢字で表記されている古代中国の文献を読み解いたノウハウを学びます。当時、世界最高の先進国だった中国の技術や文化を取り入れようとした日本人の英知を学びます。
今でも使われている戦前に制定された法律も漢文訓読体っぽく書かれているので、国民の誰もが読めるようにしなければならないから「漢文」は無くなりません。
教科書の例題として載っている漢詩は、特に選りすぐりのものです。
古文
古文は、日本の昔の日本語(和文体)を学びます。さらに、平安時代の宮廷文化を学びます。
特に、和歌、短歌を通して、日本語の奥深さ、少ない単語で情景を描く技術を楽しみます。
外国人の脳は、小鳥の声や鈴虫などの虫の声、風の音などは単なる雑音としてしかとらえられません。だから、自然の情景を限られた文字数と単語で表現するのが苦手です。
次に、古文書こもんじょを読み解く技術です。昔の人たちの生活や文化、後世へ残したい警告などを書き記した言葉を読んで理解できるようになります。骨董を扱う商売をするのであれば、古文書が読める読めないでは商売の差がでます。
さらに、外国の言語も含めて、より深く勉強したいと言う人は、(言)語学を大学で学びます。
最近では、古代エジプトで使われていた言語 ヒエログリフが読み書きできる人も増えてきました。古代言語が解読されて読めるようになると、面白くなりますね。
外国語(英語)
英語の勉強をします。読み書きだけでなく、会話の能力も必要です。
世界中で活躍したいのなら、英語が必要です。
理科
科学技術立国日本を支えるために国民に絶対不可欠な学問です。物理、化学、生物学、地学に分けられます。
物理学、化学
いわゆる科学技術の元、基礎の学問です。物理学、化学がなければ、日本の産業の何一つ成り立ちません。国民すべてが、必要最小限の知識を持っておく必要があります。
物理学
自然科学のメインな学問です。力学を中心に発達しました。宇宙、天体など動くモノ、 電気、熱など、エネルギーを扱うもの、すべてが物理学です。
物理学によって作られたものは、ロケットや衛星、原子炉、原子爆弾などの兵器が代表的なものです。
日常生活に使う文明機器のすべてにおいて物理学が関係しています。
中学校の理科で習う、「電力 = 電流 × 電圧」さえ覚えていれば、モバブの詐欺記事の嘘を見抜けます。
化学
錬金術から発達しました。世の中の物質の構造や反応などは、物理学から化学に小分けします。物理学とかさなっている分野です。
製鉄や原油の精製もバリバリの化学です。そう重化学工業です。子供の頃に一度、そして子供を連れて見学に行ったコンビナート、配管の芸術です。テンションがアゲアゲになります。
無機化学から、樹脂などの有機化学。有機化学には、高分子化学… いろんな細かいジャンルに分かれています。
DNAやRNAなどの細胞内での分子レベルの化学反応については、「生化学」に含まれることですが、生物学(微生物学)の一つとして分類されるようです。
中学までの理科(化学)の知識があれば、水素水、次亜塩素酸水の水商売(詐欺)に騙だまされませんよ。
食塩水を電気分解して、次亜塩素酸水・塩素水・次亜塩素酸ナトリウム水溶液「電解酸性水」を作る方法【電解アルカリ水は水酸化ナトリウム水溶液】
仕事上、いろいろな消毒液を使います。特に安価に大量に作れる「次亜塩素酸水」は重宝しています。
数学
数学は、物理・化学で使う道具(ツール)として活用されています。物理、化学で起こる現象を説明するために数学の表現方法を使います。(応用数学)
いろんな物理化学の現象を表現する道具なので、割り切れない数字や円周率πのように無限の桁数のある定数、いろんな次元や二乗するとマイナスになる虚数まで扱えます。
数式、文字式だけで表現するだけでなく、具体的な数字を代入すれば近似値が出せます。
現代数学のトポロジーと物理学の相性が良くて、数々の物理現象が数学のトポロジーによって華麗に説明されています。
逆に、数学の難問 ポアンカレ予想は、ロシアの数学者ペレルマンが、トポロジーではなく、古典数学「微分幾何学」と物理学「熱力学」を使って解明できることを証明しました。
微分積分なんて役に立つの?
微分積分は物理でバリバリに使うものです。意識していなくても、微分積分は日頃から使っていますよ。
「微分、積分、行列」は「iPhone」の位置情報のアプリとか、加速度センサーからの情報を積分して速度や移動距離をGPSとの位置データと比較しつつ計算しています。
加速度を積分すると速度になります。加速度センサーからの数値で って、ことなら、コレを利用していろんなプログラム組めるでしょ? プログラミングのモジュール関数の内部で微分積分の計算式がはいっているんです。
空撮やおもちゃのドローンも、その姿勢制御の演算(予測制御)で微分積分を使っています。
コンセントに来ている電気の話でも三角関数と積分がでてきます。
統計学
統計学も、応用数学の一つです。あらゆる分野でデータの分析に使うための方法と研究をしています。
経済学では、最も金儲けに直結する「マーケティング」に不可欠です。医学でも、治験データなどの解析は統計学が無ければ何もできません。数学科から統計学へ転向する人が多いのは、ある意味、美味しいジャンルだからです。
算数
算数は、日常の生活で実際に使う計算の方法や考えを学びます。
算数と数学と違いは、
数学:物理化学で使う道具
算数:日々の生活で使う単純な計算
算数では、割り切れない数字は余りを出します。方程式を使う解決方法は認められません。
ちなみに、日本語の単位(助数詞)は、500種類以上あります。
生物学
動植物を広く学びます。専門分野として、農学、微生物学(細菌学)、医学、獣医学などが大学で学べます。
「生物学」は、趣味の領域と合致する面がでてきます。
「世のため人のため」の仕事と直結する分野で、志望する人も多いです。
医学(発生生殖学、薬学、生理学、免疫学、微生物学)は、人が生きていく上で知識としてもっていないと、オカルトな詐欺師にだまされます。
地学(地球学)
地球のことを学びます。地質学がメインで、他に気象、火山、地震、海洋学も地学に含まれます。地球と月の関係で天文(物理学)も含まれます。
化石、油田、金鉱石、ウラン鉱石、宝石など資源を扱うのは、地学の地質学になります。
一見、趣味性の高いジャンルにみえます。しかし、人間が地球上で生きていく上で大切な研究分野なので、将来を見据えて大学も就職先も決めている人が多いです。
「好きなことで生きていく」を地でいく人が多いのもこのジャンルです。
地理と地学
土地の高低差と地質、河川の状況、火山や断層などの知識があれば、自分が生活する地域や自分の家を建てる場所を決めるのに役に立ちます。
大小の河川が合流する、比較的低い平野は田んぼに適しています。洪水は耕作地を肥沃ひよくにし連作障害を解消するからです。しかし、その平野を住宅地にした場合、河川の氾濫で水没します。
土砂崩れや水害、津波などの天災を繰り返す地域は、”忌み嫌う名”が付けられ代々継承されてきました。
過去の教訓が生かされず、犠牲者を出す被害が毎年報道されています。
プログラミングについては、基礎学力さえ身につけておけば、アーキテクチャ、オブジェクティブ思考… 本を数冊読むだけで使いこなせるようになるものです。
運動能力に優れた人もいれば、そうでない人もいる
いろんな性格の人がいる
得手不得手が人それぞれで違う
など、誰一人同じ人がいないことを、一緒に物づくりやスポーツを楽しみながら学びます。
学校へ行く目的は、他人との「差」と自分の居場所を見つける方法を学ぶためです! グループやチーム、班での自分の役割負担などの社会性を学びます。
単に一般科目の勉強が嫌いで、そこそこ絵が描ける、音楽が得意な程度の人は、私立の音大や美大、専門学校へ高い授業料を払って進学します。
本物の芸術センスを持っている人は、専門の学校や学科を出なくても開花します。
どの科目もそれなりにできる人は、優すぐれている人に多い
得意な分野は、さらに勉強して伸ばすのは当然のことです。そんな当たり前のことは誰でもやっています。
しかし、複雑怪奇化している現代社会において、常に違う視点からも再評価しつつ次なる一手や改善、改良をしていかなければならない場面が多々あることを経験すると、自分の苦手な分野も克服しなければならないと痛感しています。
「学歴が高い」ことは、
嫌なこと「勉強、学習」もこなせる
・器用さを持つ
・結果を出せる
・自己解決能力がある
ことの証あかしになります。
二十代の若い人の評価は、過去の仕事の実績がありませんから、物差しとしての「学歴」で計ります。
「日本人は、バカでお人好し。日本は簡単にだませて金を奪える国」の評判は世界中に知れ渡っています。
我が日本国を守るためにも、国民1人1人が、悪意のある外国人にだまされないように日々勉強し、常に疑ってかかるように心がけましょう。
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