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フィッシュボーン・ダイアグラムを習慣化する: 日常生活での問題解決スキル向上

新入社員のみなさん、こんにちは。
社会人としての新たなスタートを切ったばかりのみなさんにとって、日々の業務には多くの問題が付きものです。しかし、問題に直面することは、成長のチャンスでもあります。そんな新入社員のみなさんにおすすめしたい問題解決スキル向上の方法が、フィッシュボーン・ダイアグラムです。今回は、フィッシュボーン・ダイアグラムの活用方法と、それを日常生活や仕事で習慣化するためのコツをご紹介します。



フィッシュボーン・ダイアグラムとは

フィッシュボーン・ダイアグラムは、問題の原因を分析するためのビジュアルツールで、魚の骨の形をした図を用いて問題の根本原因を特定し、解決策を見つけ出すことができます。具体的には、「人・機器・方法・材料・環境・管理」の6つのカテゴリに分けて原因をリストアップし、それぞれの要素がどのように問題に関与しているかを分析します。



フィッシュボーン・ダイアグラムの活用事例

あるプロジェクトチームが、期日を過ぎてもプロジェクトが完了しない問題に直面していました。
プロジェクトチームはフィッシュボーン・ダイアグラムを用いて、遅れの原因を分析しました。まず、メンバーは6つのカテゴリに分け、それぞれの下に具体的な原因をリストアップしました。

人: スキル不足、コミュニケーション不足、リソース不足
機器: 古いハードウェア、ソフトウェアの不具合
方法: 開発手法の選択ミス、タスクの優先順位付けが不適切
材料: 品質の低い部品、材料の遅延
環境: 労働環境の悪さ、外部要因(競合他社の影響など)
管理: プロジェクト管理の不備、スコープの拡大

原因を整理した結果、プロジェクトチームはスキル不足やリソース不足、開発手法の選択ミスなどが主な原因であることが分かりました。この分析をもとに、チームはスキルアップの研修を実施したり、新しい開発手法を導入したりすることで、問題の解決に取り組むことができました。



フィッシュボーン・ダイアグラムの習慣化のコツ

フィッシュボーン・ダイアグラムを日常生活や仕事で習慣化するためには、以下のようなポイントに注意してください。


  1. 定期的に原因分析を実施: 週次や月次で定期的に問題の原因分析を行い、問題を早期に解決することが大切です。

  2. チームで共有: 分析の結果をチームで共有し、みんなで問題の解決に向けて協力することが重要です。

  3. 継続的な改善: 問題が解決された後も、継続的にフィッシュボーン・ダイアグラムを用いて原因分析を行い、改善を続けましょう。


新入社員のみなさん、フィッシュボーン・ダイアグラムを活用して、日々の業務で直面する問題を解決していく力を身につけてください。このスキルを習得すれば、仕事だけでなく、プライベートな問題解決にも役立つでしょう。頑張ってください!




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筆者:TMGarage@人生中毒な社会人
新卒で入った会社で全く仕事ができず、上司からは毎日怒られ、『社内で最も仕事ができない人間』というレッテルを貼られていた。
「僕は仕事をしてはいけない人間なのかもしれない」そう考え、会社のトイレで一人、声を殺しながら泣くような日々、何度も何度も会社を辞めようと思った日々、そんな中、ある出来事がきっかけで仕事に対する考え方が一変し、キャリアが劇的に変わった。 そんな実体験をもとにした『仕事に対する考え方』を紹介するnote。


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