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送った手紙に何を書いたか覚えていますか? / 書く習慣1ヶ月チャレンジ Day17

自分は案外モノを大事にする方だと思う。人にもらったプレゼントはもちろん、自分で買ったモノもけっこう長持ちしている。

だから、1番大切なモノは何かと言われるとすごく悩む。愛着のあるモノが多くて。

色々考えた結果、ベタだけど手紙という結論に至った。

私の実家には、もらった手紙がダンボール何箱分か置いてある。幼稚園時代から溜めてきたものだ。

さすがにちょっと量を減らそうと思って箱を開けても、読むのに没頭して結局全く減らせずここまで来た。そして今も手元にあるものを読み始めている。


手紙のいいところは、書いた側には残らないことだと思う。

もらった側はいつでも読み返して、相手の言葉に触れることができる。もらったあの頃に帰ることができる。

だけどほとんどの場合、書く方は二度と自分の手紙を見ることはないのだ。書くときは思いを込めてくれていると思うけれど、渡した瞬間にその思いが手放される。

結婚式の友人挨拶をやりたいと書いてくれたあの子、この高校に来て1番よかったのは私と出会えたことだと書いてくれたあの子、覚えてる?笑

たぶん覚えてないだろう。私も彼女たちに渡した手紙に何を書いたのか覚えていない。

でもそれがいいなと思う。もちろん覚えていてくれたら素敵だけれど、書いている瞬間そう考えてくれていたという事実が手元にあるだけできゅんとする。

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