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家族という経営体 / 書く習慣1ヶ月チャレンジ Day5

私は割と小さい頃の記憶がはっきりある方だ。覚えている1番古い思い出は、3歳のときの出来事。

だから、昔はどんな子どもだったのかと言われると、たくさんのエピソードが出てくる。この中から選ぶのは一苦労だな、と思ったので、今回は「私の家ルール」を切り口に書いていきたいと思う。

どこの家庭にも存在するであろう、「よそはよそ、うちはうち」のルールや習慣。子どもの頃はたまったもんじゃなかったけど、今思うと懐かしく愛おしいものもある。我が家の場合を振り返っていきます。


お菓子は1日2個まで

子どもにお菓子をどれだけ与えるか、はどこの家庭でも悩むことだと思う。うちの家は2個まで。しかも個包装で。お菓子の組み合わせも、カントリーマアムと飴、源氏パイとチョコ、とか。これはけっこう厳しいんじゃないだろうか。

だから、友達の家に行って袋菓子が出てくると大歓喜だった。遊びそっちのけでお菓子を食べていた気がする。たくさん食べすぎると夕飯が進まなくて、結局ばれるんだけれども。

幼稚園から仲良くしている友達の家に行くと、お母さん、おばあちゃん、ときどきお父さんもお菓子をくれる。私がまだお菓子好きだと思っているらしい。いや好きだけど。もう昔ほどバクバク食べられないんだよな。でも、あったかくて幸せな気持ちで、毎回パンパンの紙袋を持って帰るのだ。

誕生日は幼少期のビデオ鑑賞

子どもの頃の記憶がはっきりある理由は、もしかしたらこれかもしれない。当時の記憶と、ビデオの記憶を混同しているのかも。

どの映像を観ても、私はずーっと喋っている。あの時期に一生分話したんじゃないかってぐらい。1映像でセンスのある2,3言を発する妹との掛け合いは、毎回笑ってしまう。

うちの父は、記録をしっかり残す人だった。ビデオはめちゃくちゃ本数が多いし、アルバムも産まれたときの写真からきちんと整理して貼られている。

思えば、土日は両日、夏休みとか5~6回は泊まりで遊びに連れて行ってくれていたな。だから思い出がたくさんあるのかも。ありがたいし、親の体力がすごい。仕事しながら子どもと遊ぶ大変さは想像もできない。働き始めて2年目だけど、自分のことだけで精一杯だもんな。

お金は塾より旅行にかける

小学校3年生くらいになると、周りがKUMONや塾に通いだした。仲がよかった子たちと一緒に通いたくなった私は、「塾に行きたい」と親に持ちかけてみた。

そのときに、塾に通うお金と旅行に行くお金を比べて見せて、「どっちがいい?」と言われたのを覚えている。塾に行きたい理由を聞かれて、大した答えを作り出せなかった後の追い討ちで。なんとなく友達と通いたかっただけの私は、あっさり旅行に寝返った。「これだけお金のかかることだから、学校の勉強でつまづいちゃったとか、もっと勉強したいとか、理由があったら塾行ってもいいと思うけどね」って話をした気がする。

親は、机の上以外の勉強もして欲しかったのかなと思う。やりたいって言った他の習い事は、けっこうやらせてもらったから。まんべんなく色々な経験をしていたのが、今の興味の広さにつながっているんじゃないかしら。


逃げ恥で、「夫婦は共同経営責任者」という平匡さんの言葉があった。そうなると、家族というのは経営体になってくる。子どもとどう向き合うかを考えている中で、方策として家族ルールが生まれるのかなと思った。

方策を打ち立てたところで、子どもがそこに向かって協力してくれる訳ではないだろう。自分が家族という経営体の責任者になることを想像すると、楽しみでもあり、恐ろしくもある。

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