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僕の彼女は障害者#25(境界性パーソナリティ障害)

境界性パーソナリティ障害

先週の不安定から一変、土曜日の通院は良い結果になった。
主治医に先週の状況や不安定さを事前に電話で伝わっていたこともあり、彼女の望方向に進んだのだ。

とにかく彼女が求めていたものは
・ノートにコメントを書いてもらいた!
だった。
コメントを書いてもらえない = 見捨てられた
となってしまっていたのだ。
まさしく、境界性パーソナリティ障害の症状だ。

今回の通院では僕も時間を作ってもらい主治医に話を聞く事にした。
ー彼女の症状名は正式に何になるのか?
ー治療にはどれくらいの期間を考えているのか?
ー今後の見通し

正式に「知的障害」があり、「境界性パーソナリティ障害」もある。
境界性パーソナリティ障害は、数年がかりで治療していくものだし、改善していく場合もあるが、完全にその特性なくならないこともある。
薬で激的に改善する障害ではないので、徐々に進んでいくしかない。
今が治療のベースを整えてきたところで、一番大変な時期になっていると思う。

少し安心した気持ちもあるが、残念な気持ちもある。
「完全に治らない」と感じてしまった。
彼女の障害は理解しているが、やはり負担に感じている部分はないに越したことはない。と思ってしまう。
障害の仕事をしていながら、この感情が湧くのは複雑だ。

ただ、この日の通院に関しては主治医に彼女が受け入れられた、と感じられたことで安定した状態で終える事ができた。
荒れる事なく、帰宅する事ができた。

日曜日は大荒れ

日曜日は予定が決まっていなかったが、朝食中に流れで「ジムの体験に行こう」と決まった。その後は岩盤浴に行ってゆっくりする事になった。最近は運動不足で体の不調が多くなってきていたのでメンテナンスデイ。
一番近くてプールがある大きめのジムを探したところ、40分ほどのところにあって、普段の買い物のエリアだったのでちょうど良い場所だ。
到着して見学をお願いしたところ、「県外の方はお断りをしております」と。

そうか、僕は県の最西部に住んでいる。
東の都市を目指すのと、西の都市を目指すのでは時間も変わらないし、人混みを避ける意味では西の方が都合が良かったのだが、コロナで県をまたいでの移動に過敏になっていたんだった。

車内に戻ると険悪な雰囲気になってきた。
「どうして調べてから行かなかったの!」
「また予定が来るっちゃったじゃない!」
「もう今日は何もしたくない!」

始まってしまった。。。
仕方がない。
このまま話をしながら岩盤浴を目指そう。
しかし、彼女の怒りは治まらない。
その怒りを受けながら車の運転をしていて、気持ちがソワソワしてきてしまった。僕は腕や足が震えだしてしまった。
車を止めて車外で休息をとり「大丈夫、大丈夫」と唱えて気持ちを落ち着せた。


車内に戻ると彼女は車内にあったチラシをビリビリ細かく破いて床を散らかしている。
暴れるよりはいいかと思いながらも、いつ暴れだすんじゃないか?とソワソワしてしまった。
しかし、ここで冷静に話ができた事が幸いした。

彼女は自分の気持ちを落ち着かせるために、チラシを破いていた。
なんとか気持ちを落ち着かせようとしている、と話してくれた。
その言葉を聞いて、僕も冷静に話ができた。

そして、お互いに納得して岩盤浴に向かう事ができて、その後の1日を穏やかに過ごす事ができた。

おわりに

最近は気持ちのトゲトゲが穏やかになっている部分もある。
それは彼女自身の努力によりうものだと思う。
もちろん薬を飲んでいる事が大前提だと思います。
後は、境界性パーソナリティ障害の特性で「0」か「100」か見たいな考え方をするので、そこをどうやって受け入れるかが難しい。
自分の気持ちのコントロールに苦労します。

ご覧いただきありがとうございました。

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