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すべての予定を前倒しする話

唐突ですが、仮に、カレンダーの締め切りをすべて頭の中で一週間、前倒ししたとしますね。「2週間後の火曜日が締め切りの宿題は、一週間後の火曜日が締め切りとする。9月20日のお金の振り込みは9月13日と考える」みたいな感じで。さて、これをやると、トータルの作業量はどうなるでしょう?

まあこまごました条件を除いて考えると、時計を10分進めても一日が24時間なのは変わらないのと同じで、作業量は変わらないですね。「そんなの現実的には無理でしょ」と思う人が多いかもしれないけど、そうでもないんですよ。

上では「一週間」と書いたけど、ここを少し柔軟にすれば、大抵のことは可能です。締め切りが遠いものは大きく前倒しして、近いものはすこしだけ前倒しする。資料の締め切りが2週間後の月曜なら、来週の木曜くらいを締め切りだと思って、そのつもりで準備しておくだけ。途中で、一日あれば片付くような緊急要件とか(遊びとか)が入ったときは、何も考えずにそちらを優先します。片付いたら、元の仕事のスケジュールを頭の中で一日だけ後ろに倒して、元のペースに戻す。

さて、上で、作業量は変わらないと言ったんだけど、実はですね、なんと、トータルでは「減る」んですよ。たとえば、明日の試験のために試験勉強しようとするでしょ、途中で「あ、どうしても参考書が必要だ」と思ったとしますね。今から買いにいかなきゃいけない。仮に本屋が近所だとしても、30分はかかります。でも、本当は 一週間後が試験だとすると、amazonで30秒かけて本を注文すれば、明日には手元にあります。それで、先に残りの部分を済ませておいて、明日、参考書が必要なところだけやればいいわけです。本当のテストには一週間余裕があるんだから。

もう一つ例を挙げます。今度は会社で、翌日の会議資料作成。「あー、ちょっと補足調査資料をつけといた方がいいな。これは、隣の部のあいつが持ってるはずだ。」という状況だとして、でももしも今が夜で、明日朝が会議だとすると、今から連絡とって入手できない。なんとか自分で作るしかないや、ということになる。下手すれば3時間かかる。残業か? だけど、本当の会議は1週間後だとすれば、「あの資料、送ってもらえる?」とメールを1行書けば終了。

ってなことが、頻繁にあるんですよ。本当に。ずっとこれでやってきた僕が言うんだから間違いない(たぶん)。人に言うと、「いや、そんなの無理でしょ」って言われるけど、慣れると楽ですよ。だって、トータルの作業量はなんにも変わらない、というか減るだけなんだから。

唯一問題なのは、万事がこの調子なので、打ち合わせとかに30分くらい前に着いて、近所の喫茶店に入る、ということが多いのでコーヒー代がかかるんだけど、そういう時間はそういう時間で別のことをやって、わりと有意義に使えることもあるのでいいかな、と思ってます。

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