居心地の悪さの中にこそ、成長の機会があるんだよ。
「”居心地の悪さのなかにこそ成長がある”という部分が残りました」
先日、研修を実施したあとに、受講生の方に、こんな感想をいただきました。
そのセミナーは、人の成長とは、を視覚的に解説する部分があるセミナーだったのですが、この感想を受けて、なるほど、っと思ったことがあるので、今回文書にまとめてみます。
多様性の世の中、他人は尊重しなきゃいけないもんね。
現代の多様性のなか、あらゆる組織で多様性が認められつつあります。
つまり、いろんな意見の人がいていい、というか、いろんな意見の人が尊重されるべきという雰囲気です。
そうなんですよ、自分にとったら、たとえ上司や年上の人だったりしても、このひと何言ってるの?という人って存在していて、でも、
全く尊敬できないけど、表向きはちゃんと尊重しなきゃいけない。
という状況が増えてる気がするんです。
変なやつは変なやつで切り捨てられないというか、その人なりの考えがあってこうしてるんでしょ、みたいな、数日前にバズった、大人に叱ってもらえないという話もこういうことでしょ。
本人が未熟なくせに、下手に尊重されちゃうから、自分の勘違いを修正できず、人として成長しなくなる。という話。
根深いですよ、、この尊敬はできないけど、尊重はしなきゃいけないは。
居心地の悪い場所に身を置こう
そこで、僕の経験からの気づきとして、
成長をするためには自分にとって居心地の悪い場所に身を置こうということをセミナーの中で話をしたんです。
では、居心地の悪い場所(組織)とは何なのか、定義づけをします。
居心地の悪さとは、「◯◯VS◯◯」のせめぎ合い
居心地の悪さがある場所とは、
自分と考え方が合わない人間がいても、その人たちをちゃんと巻き込んで目標達成をしなければいけない場所。です。会社でも、社会活動でも、人が2人以上いる場所で、こういうシチュエーションができていればOK。
持論を言うなら「質 VS 量」の対立した議論がしっかりとある組織です。
質だけを追求する組織も駄目
量だけを追求する組織も駄目
質も量も、その両方を追求している組織であること。
T型人材になろう!みたいな文脈からいくと、
「深さ VS 幅」の対立した議論がしっかりとある組織とも言えます。
深さだけを追求する組織も駄目
幅だけを追求する組織も駄目
深さも幅も、その両方を追求している組織であること。
いずれにしても、二軸でそれぞれが大切であり、どちらも高次元で両立させようと頑張っている組織(場所)こそが、人が成長していく組織なんですよね。そんな組織にはいろんな人がいて、質にこだわりたい人、量にこだわりたい人、どちらもうまくやりたい人など、それぞれに持論があり、多様な意見交換がなされている状態。
自分の意見に賛同してくれない人がいるから若干居心地が悪い感じがある(笑)。
そこで揉まれながら「どうすれば組織としての目標達成ができるか考えている」状態にどれだけ身をおいておけるか。これが人の成長に直結するわけです。
というわけで、解決策は、「◯◯◯」をすることだ!(単純)
では、質か量かの議論に終止符を打つ解決策は何かというと、
それは、
「量稽古」
しかないんです。
何も考えずに筋トレしても、効果が薄いのと同じ。
いい加減なリズムで基礎練習しても身につくものが少ないのと一緒。
これは何のためにやっているのか、どうなったらもっとよりよい効果を生み出すのか、とか、チャレンジの数を増やし、失敗し、改善し、頭を使いながらPDCAサイクルを回すことです。
まとめ
自分の頭で考えよう!
ただ決められたことをするだけの組織ではなく、高次元の両立を目指して、常に量稽古となる仕事を求められる組織に常に身を置いて、PDCAサイクルを回していきましょう!
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