ガーナ公衆衛生実習-家庭訪問、学校訪問

こんにちは!ガーナで1ヶ月間臨床&公衆衛生実習をしているmaiです!今回は第3週と第4週で行なったガーナ公衆衛生実習(家庭訪問、学校訪問)について書いていきたいと思います!

家庭訪問

Home visitと聞いていたので日本でいう訪問診療か往診みたいなものかな〜と思っていたら、全然違いました。笑 なんと何の約束もなしにランダムに家に突撃して血圧を測り、高血圧だったら病院の紹介状を渡すという日本ではあり得ない形式でした。
外で洗濯物干してる人たちに声をかけてそのまま外で血圧を測る。そしたら通りに住む人たちがわらわら集まってくるので次々にひたすら血圧を測っていきます。

※写真掲載の許可をいただいています

↑上腕式の血圧計なのに前腕に巻くんだと注意されて、日本では上腕に巻くのが正しいし、この血圧計にも上腕に巻けと書いてある、と主張したのですが、私たちはずっとこのやり方なんだと言われて折れて前腕で血圧を測っている私の様子。
看護師さんが見ていない間に上腕で測ってみたら、ガーナはビッグサイズ&高血圧の人が多いため圧をかけている間にマジックテープがめりめりと剥がれていってエラーが出てしまいました。なるほど(?) かと言って前腕で正しく測れているんですかね・・・😅誰か知っていたら教えてください。
血圧測定の結果なのですが、本当に高血圧の人が多い!!(前述の通り、正しく測れているのかは謎ですが)収縮期血圧135以上の人たちに紹介状を渡して行ったのですが、6割くらいに渡したと思います。150を超えている人は4割くらい。30人強測って、200を超えている人は3人いて内2人は片目を失明していました。高血圧が多い理由は濃い味付けと気候(常に35度前後)のせいでしょうか。

学校訪問

学校訪問では小学生の健康診断と中学生向けの障害者差別撲滅教室に行ってきました。

健康診断

健康診断をしに行った学校は日本の学校と同じくらいの大きさの教室に1クラスあたり50人強おり、かなり窮屈そうでした。机の上を裸足で走ったりかなり自由奔放なご様子。肌が白い人が珍しいのか、教室の前を通るだけでスタンディングオベーション状態でした。笑
健康診断で私は見学だけかと思いきやいきなりペンライトを渡され、これで耳の中見てと言われ、なんと一人で50人強の耳の健康の責任を負わされることになってしまいました・・・。いや、耳鏡ないのにペンライトだけで診断とか無理ゲーすぎる!!!そもそも医師免許もまだ持ってないし、耳鏡所見も異常なやつは国試の写真でしか見たことがないので無理と言ったんですが、人が足りないのでいいからやってと言われてしまい。。。そもそもペンライトしかない時点でこれまでまともに診られてないのだろうと察し、やるしかないと思ってやり遂げたけれど・・・ダイジョウブカ、ガーナの健康診断。ちなみに、綿棒を使う習慣がないようで大量の耳垢が反射して鼓膜が破れているように見える人がいっぱいいた。一人本物の鼓膜穿孔を見つけた。この日の学びは意外と初めてでも、ペンライトだけでも正常な鼓膜はすぐ判別できるんだということでした・・・😅

教室移動は皆で行進するそう。


障害者差別撲滅教室

中学生のインターナショナルスクールで障害者差別撲滅のための講義をしてきました。講義内容は想像通りだと思うので割愛します。笑 ガーナの生徒は本当に反応がよく、人前で発表するのが大好きな人が多いようで、議論が活発で進めやすかったです。

一緒に講義を行なったメンバー


学生たちとの集合写真

次回は産科病院での実習について書きたいと思います!


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