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知恵のあるものは知恵を出せ 金のある者は金を出せ

知恵のあるものは知恵を出せ、
知恵がない者は金を出せ、

金もない者は汗を出せ、
それもできない者は去れ。

面白い標語(原文とは違う)だなー
と思っていましたが

改めてネットで調べてみたら出典は、
今でもインパクトが残る

「増税なき財政再建」を提唱された
土光臨調の土光敏夫氏だったようです。

やっぱり歴史に、その名を残す人は
他の偉人同様わかりやすいい言葉、
いい教訓を残されますね。

さて、TBSのひるおびでの
神奈川県の黒岩知事の発言ですが、

この1年間どうして自分たちは
すぐに休業要請など強い措置を取れないのかを
スタッフと一緒に考えてみたそうです。その結論が、

補償とセットでないから緊急事態宣言を
すぐに出せないというのです。

まことしやかに聞こえる発言ですが、
これって完全に思考停止状態です。

原因を考えてみたとのことですが、
全然考えてないですね。

つまりは国のせいだと
言っているわけです。

国がちゃんと補償を用意してくれないから
休業してもらうことができないという泣き言です。

確かに一因ではあるでしょう。
しかし、これは思考停止に陥った人が使う
たらればの言い訳に過ぎません。

似たような話でBS-TBS報道1930で
イギリスの感染拡大が収まった事例が
紹介されていました。

テレビ演説でイギリス首相が陳謝し
ロックダウンの協力要請と

ワクチンの導入を速やかに実施するという
メッセージを英国民に誠心誠意
発信しているように見えました。

その映像を見終わった直後
MCが「なぜ日本ではイギリスの
ようなことができないのか」
質問していました。

これは私の誤読かもしれませんが、
MCが質問したのは

なぜ日本で同様のことが
できないのかについて

方法論を聞いたのではなく、
対応力について問うたのだと思いました。

つまり
「なぜ日本の首相は失政を
真摯に謝り反省の弁を述べないのか、

なぜ他国の成功事例について
学ぶ謙虚な姿勢がなく学習能力がないのか」
を質問したのだと感じました。

質問に答えた武見氏(政治家)は
何やら色々説明していましたが

要するに個人データ管理機能が
日本にはないからだと方法の不備を
延々語っていました。

そんなの言い訳ですよね。
言い訳はどれも立派な言い訳です。

各国は各国なりに自国にある資源で
対処するしかありません。

そんなデータ管理システムがないからなんて
無い物ねだりの泣き言を言われても、

「知らんがな。
自分たちが作ってこなかったせいだろう」
と言わざるをえません。

自国の資源で施策ができない、
そういう能力がないのなら、

早々に政権の座から降りてもらって
施策ができる人に政権担当してもらうしかありません。

このような政治家の質問に対する誤魔化し、
はぐらかし、全然関係のない話をするなどの

不誠実、不道徳がこの政権では
ずーっと行われ煙に巻かれてきました。

挙げ句の果てはデータ改竄、捏造、破棄と
公文書管理に係る法律をも平気で破りました。

普通に法律違反ですからね。
いい根性していますよね。

国権の最高機関であるはずの
国会を見下し愚弄し屁とも思わず
足蹴にしてきました。

でなければ108回以上も
うその答弁しないでしょう。

煩悩の数より多いんですから
ある意味たいしたもんです。

もう一つの事例が
まん延防止措置が機能しなかった件です。

政府関係者は大阪が
可能な限りの対策しなかったことが 、

感染拡大につながったのではないか
と言っているそうです。

例えば、見回りで飲食店の
時短徹底していないとか

深夜に若者がマスクをつけないで
飲んでいるのを注意していないなど
というものです。

こんなことできると思いますか。
言うは易し行うは難しでしょ。

やれるもんなら自分たちで
やってみればいいんですよ。

歓送迎会やるなと言われているのに
やっちまって結果感染しちゃう
暇人がいるわけですから。

大阪府側はマンボウに欠陥あるからだと
まさに水掛け論です。

これらの事例を四字熟語で
何て言いましたっけ?

えーっと・・・・・あっ!

責任転嫁って言いましたよね。

責任転嫁なんて言葉
久しぶりに発しました。

一瞬死語かと思いましまたが、
よーく考えてみると皆がみんな

責任転嫁が常態化していて
気がつかなかっただけなんですね。

さて、最初の標語に戻ってみますと
どのような人材が必要で
どのような人間は不要なのかわかります。

嘘か本当は分かりませんが
田中角栄首相は官僚に向けて

「国家国民のために
やりたい事やってみろ、

後の責任は全部自分が取る」
みたいの事を言っていたとか。

後日談では、本当は全く
責任を取るつもりはなかった
というお茶目なエピソードもあるようですが、

それよりも何よりも重要な事は
メッセージ性です。

薄っぺらペラペラの上っ面だけの
「全ての責任は私にあります」発言では
説得力がありません。

後ろ盾になる豪傑がいて
「俺が責任を取る」なーんって言われれば
上から下まで全然やる気になるでしょ。

親分に責任を取らせるわけにはいかない
という思いで責任転嫁しないで

一人一人が使命感を持って
自分たちの責務を果たそうとするでしょう。
先に挙げた3つの事例と全く真逆ですね。

昨今では責任の取り方を悪意を
持って取り違えていた国のトップがいました。

普通、常識的に責任を取るといえば
辞めるか、金を払うか、刑に服すかぐらいです。

しかし、かの方は
どう責任を取るのかと尋ねられたら

「国民の期待に沿うよう
職務を遂行することが
私が責任を果たすことだと考えます」

ってすごい解釈ですね。

それじゃ今までと何も変わらない
ってことじゃないですか。

国民みんな「辞めろ!」って
言っていたんですけど。

まったく前代未聞、呆れてものが言えない、
わけわかんなかったことを思い出します。

しかし、そう言われて納得する
野党もどうかと思いました。

論点をずらし、はぐらかし、
全然違う話を長々するみたいな態度とられても
しっかりと攻められるように、

もう少しディベート術か何かを学んで
論戦に応じて欲しかったですね。

国会質疑では完全に一方通行で
全然攻め切れていない、

論戦にすらなっていない状況を見て
歯がゆさ、不甲斐なさを感じていました。

土光さんにしろ、田中さんにしろ、
カミソリ後藤田と言われた後藤田正晴さんにしろ、

さかのぼれば吉田茂さんにしろ
昔はこういう人がいたんですようね。

このコロナ禍でコロナ収束のために
必要なのはワクチンもそうですが、

本当に必要なのは危機管理能力があり
最後は「俺が責任を取るから、俺についてこい」
と言える決断力がある人、

豪胆さの反面繊細で責任転嫁や
言い訳、サボタージュをしないで
使命感を持って責務を誠実に果たす、

そんなリーダーシップをとれる為政者、
どっかにいないですかねー。





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