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核兵器禁止条約にロシアを加えよ

核兵器禁止条約が発効するという
喜ばしいニュースがあった。

コロナ禍で沈み込んだ世界で
唯一と言っていいくらい
ハッピーなニュースであろう。

ラウンドちゅうごく「核兵器禁止条約発効 ヒロシマの思いは」↓

この番組では条約を推し進めてきた国や
国際NGO・ICANの中心メンバーなど、

キーパーソンへのインタビューを交えながら、
条約発効の舞台裏に迫っていた。

さて、核保有国と核の傘下にいる国に
どうすれば批准させることができるかが課題だ。

ICANらは粘り強くstep by stepで
交渉していく戦術をとるらしい。

確かにこの戦術で発展途上国を
参加させたようなので、
これはこれで続けていけばいい。

これに加えて交渉の濃淡を分けた方が
良いのではないかと思った。

いっくら粘り強く交渉しても
ほとんど馬耳東風なところもあるだろう。

だから、注力する交渉相手を決めて
一点集中的に交渉する。

しかも影響力のある国に対して
交渉を試みれば歴史が動くのではと考えた。

そこで該当するのがロシアというわけだ。

ロシアが批准まで行かなくても
オブザーバー参加でもしようものなら
かなりの影響力はあるだろう。

なぜなら、先進国で核保有国の
イギリスにしてもフランスにしても

核兵器の維持費があり本音では削減したい
と思っているのではないだろうか 。
何しろ使えない兵器なのだから。

事情は各国同じだが、
かつての軍事大国ソ連の負の遺産として
大量の核兵器があり膨大な維持費がかかっているだろう。

くだけた言い方をすれば
「正直いらんほど作って
どうしようもなくなっている」って感じだね。
廃棄するにも金がかかる 。

ロシアは核兵器がなくても十分軍事大国だ。

だから本音で言えばロシアも
できるだけ費用をかけずに
廃棄したいと思っているに違いない。

中国に負けて悔しい。
経済をもっとよくしたい。

経済大国になりたいと思って
経済に舵を切っているのではないだろうか。
それを見据えてロシアと交渉するわけだ。

交渉材料として発展途上国との貿易独占がある。

上記の通りこの条約には
かなり発展途上国の賛同が得られている。

ロシアが参加すれば
ある種の仲間意識から途上国も
協力してくれるだろう。

独占的な貿易ができることを言えば、
中国に市場を奪われつつある
途上国の市場が苦せずして手に入ることになる。

中国のニコニコ債権商法で
土地を奪われている途上国側にもメリットがあり
かなり協力は得やすいはずだ。

廃棄のための資金も用意してやれば
現実味を帯びてくる。

そして、現在は強いリーダーとして
皇帝プーチンの治世である。

プーチンさえYES I CAN
と言わせることができれば
ほぼ決まりだろう。

まさに一点集中の交渉相手だ。

プーチンがYESというかであるが、
大国の威厳が保たれれば上記理由で
本音は核兵器いらないと思っているはずだ。

最近は野党の突き上げも
厳しくなっているようなので
プーチンに権力が集中している間が勝負だ。

プーチンはすでに死んでいて
今動いているプーチンはAIアンドロイドだとか、

プーチンには影武者が複数いて
状況によって使い分けているなどなど

幾つかの都市伝説もあるが、一応生身の人間、
いつか必ず死ぬ時が来る。

野党の動向や政権内の権力闘争などによる
政治的な死もありうる。
いずれにしろ必ず終わりはくる。

権力も財力も手に入れた人間が
最後に欲しいもの、それは”名誉”だ。

一国の大統領という地位は
名誉的意味合いもあるかもしれないが
ロシアの場合、多分権力の色合いの方が強い。

プーチンも世界的にも歴史的にも
その名を残す名誉は欲しいだろう。

賢明な読者ならもう何を指しているか
わかっているだろう。

そう、ノーベル平和賞だ。

ロシアがこの条約に参加するすれば
ノーベル平和賞はほぼ確定だ。

ノーベル平和賞を引き換えに
プーチンがロシアを参加させれば

イギリスなど他の核保有国も
雪崩を打って参加してくるかもしれない。

そうなれば最近人気が落ち目の
プーチンの世界的、歴史的評価は上がり
ゴルバチョフを超えるのは間違いない。

ロシア帝国最高の皇帝と
称されてもおかしくない。

そうなれば皇帝にふさわしい
プーチン宮殿を作っても大目に
見てもいいのではないだろうか。

ちょっと気持ち悪いが
プーチンのほくそ笑む顔が目に浮かぶ。

こうした核廃絶の動きの中
最後までゴネるのは
おそらく中国とアメリカであろう。

両国とも思想信条から政治体制に至るまで
水と油でしばらく交わることはないだろうし、

核兵器保有のための資金捻出は
他の何を犠牲にしても優先されると思う。

まー両国のいがみ合いをよそに
条約参加国は、かつての日本のように
経済発展だけに勤めれば、

気がついたら世界経済圏の第4極を
形成するようになっているかもしれない。
アメリカも中国もビックリぽんだ。

ここでいう経済圏はアメリカを中心のもの、
中国の影響下にあるもの、EU、
そして第4極として途上国を想定している。

経済規模、政治力から言っても
先進?のロシアが盟主となって
他の経済圏と交易すれば

ロシアはいわゆる仲介業者、
おしゃれな言葉を使えばハブになる。

ハブ空港などのハブだ。
物流拠点のハブに莫大な富が
集まることは周知である。

以上の通りロシアにとって
1、核兵器廃絶のコストが下がる。
2、核兵器がなくなることで維持費も削減できる。
3、ノーベル平和賞
4、ハブにより莫大な富の流入がある。
5、プーチンの人気回復、皇帝即位?長期政権へ

のような参加メリットがあり
世界平和という理念や理想論だけの交渉よりも

実利を求める人にはインセンティブになる
と思うのだがどうだろう。

目的は手段を選ばずで
要は核が廃絶されれば
とりあえず何でもいいだろう。

ロシアを交渉のテーブルに
引っ張り出してみてはどうか。

副次効果で北方領土が返ってくるかも。


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