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"あなた"へのメッセージ -Sail away!-

こんにちは、お声を聴かせてくださり、ありがとうございます。
ようやく猛暑も去った秋の夜に、お寄せくださったご相談を改めて拝読しながら、日に日に長くなる夜は、日々の事柄を深く見つめるためにあるのだな、と改めて感じました。そして、お声を寄せてくださった心優しいあなたに、メッセージを送ろうと思いブログを綴っています。

ご相談には、あなたと配偶者さま、そして「彼」との間柄(人間関係、パートナーシップ)について、心を痛めていらっしゃるとありました。
不躾且つ無粋に聞こえたら申し訳ないのですが、ご相談を読んで、とっさに

「事実は小説より輝(キ)なり!」

という表現が浮かびました。

これは、決して、単なるダジャレではなく、実際に、ストーリーの主人公であるお三方が本当に輝いて見える(た)のです。

共通の趣味を通じて友情を育んできた、あなたと「彼」。
けれど、あなたは既に配偶者のいる身でもある。
「彼」もそれを頭では理解していながらも、心は納得し難く、友情+αという辛い思いを抱えながらも、何とか理性で持ちこたえようとしている。
一方のあなたは、その「彼」に温かい心と聡明さで接するのだが、その優しさと理にかなった言動が、「彼」にも、そして、あなたご自身にも更なる痛みをもたらす。
そして、恐らく、早晩、あなたの配偶者さまも何かを感じ取り、三者に何かが起こるかもしれない...

このストーリー、そして、主人公の皆さんが、とても魅力的に映るのですが、もし、詮索好きの赤の他人が、なにやら放言しているように感じられたら、ごめんなさい。
けれど、このお三方を、あなたが当事者ではなくて、まるで知らない女性1人と男性2人の人間群像だと想像したら、いかがでしょうか。

お三方、といいますか、少なくとも、あなたと「彼」は、相手を思いやれば思いやるほど、また、相手のことを尊重すればするほど、ご自身を傷つけることが分かっていらっしゃるのに、なぜ、互いを大切に思うのか。

それは、各々の心に共鳴した、この深い、友情でもある愛情を、お互いの中に見ていらっしゃるお二方が、まるで原石同士がぶつかり、新たに宝石の輝きを得るように、これまでの日々や出来事に、ある種の輝きを見ていらっしゃるからではないかと思います。また、痛みや苦しさは友情と愛情の輝きがもたらす「暗」の部分、あまりお二人が輝き過ぎないように、そっと寄り添ってくれているのでしょうね・・・ホント、素敵なお話です😊

さて、ご相談の本丸は「これからどうしたら良いか」でした。
こちらも、実は、お三方が主人公のショートムービーが目に浮かびました(妄想好きなワタクシです)。
タイトルは、"Sail away!"(あまりセンス無いですかね...sorry!)

それは、お三方がヨットで大海を航海する物語ー海が凪いでいる間は、うららかな陽の注ぐ船上で明るく朗らかな時間を過ごすが、何やら頭上にムクムクと黒い雲が出現し、海も時化はじめたら...

「誰よ?ヨットで海に出ようって言いだしたのは!」
「こんなに雲行き怪しくなっちゃって…だから、危険だから嫌だって言ったのに!」
「皆、いい大人なのに、こんなことになることぐらい、分かっていたはず!」

と、普段は聡明で冷静沈着な皆さんの言動も荒れ始め、何となく、大人の対応で続けていた三者の人間関係にも波風が立ち始める。自然は容赦なくヨットをいたぶり、ついに大嵐となり、絶体絶命...!

この時、人は、真っ先に何を思うのでしょうね。

妄想シナリオライター(もどき)のワタクシとしては、この三者が、互いを信頼できる「ヒト」として、友情も愛情も越えたヒューマニティ(人間性)でもって、この危機を連帯して乗り越える物語にします。
三者が、命の無事、とにかく生きることに必死な姿を描き、そして、不意に嵐が収まり、運良く、ヨットのそばを異国の漁船が通り、無事救助される、というハッピーエンドを迎える😊

この、ハッピーエンドのために、お伝えしたいのは、ヒューマニティのベースには「フェアネス(公平さ) 」があること。これは、倫理やら道徳といった社会的制約上にある安直なものではなく、もっと根源的なものだと思っています。
「わたし」も「あなた」も「誰」でも、その言動について、まずは、公平さでもって受容する(される)。

これができる関係であれば、クライマックスで大嵐に遭っても、己と互いの命と存在を第一に思い、最善を尽くすだろう。そして、そのような言動は、大変な苦境の中でも、各々に自身と他者への信頼をもたらす。その信頼が互いの心に冷静さと平穏を呼び戻し、事態の好転や何らかの助けを明るく待つことができると思います。

やや抽象的な話になり、分かりにくくなっていましたら、ごめんなさい。
ただ、「あなた」と「彼」の関係をより良く続けていくとするなら、配偶者さまを交えた、三者の新しい人間関係、ヒューマニティとフェアネスが根底にある絆を作っていくのが良いかな、と思うのです。
それが上手くできれば、より豊かな人間関係が築くことができますし、その中で、「彼」もご自身の新たな魅力や価値を見出し、より心豊かな日々を送れるのではないでしょうか。

また、趣味という、人生の大切な楽しみを手放すことだけはしていただきたくないと思います。むしろ、もっと楽しんでいただきたいと思います。
その、「楽しむ」ということにおいては、ご自身が最も心地良くあることを、どうぞ中心に据えてくださいね。

あれこれと書き連ねましたが、お読みくださりありがとうございました。
あなたの日々がますます輝きますように、そして、もっと人生を楽しまれますように!


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