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#195実家で思うこと色々

思うところがあり、週末関西の実家に戻った。
一月、四月と帰っているので、今年は三か月に一度戻っていることになる。

帰宅する都度、親が、私の実の祖父母のように見える。
両親が祖父母の年齢や風貌に近づいてきたということもあるが、それよりも、私たち親子の間柄に、ある距離を感じるようになった。

「親子」の間に、川があり両岸から互いを思い合っているような感覚を覚えたのだ。
そして、両親も私も、各々が各々の人生を生き、時を刻んでいるのだと、しみじみと静かに分かった。

これまで、各々が、親と子としての責を引き受け全うしてきたのだと思う。
今はもう、お互いに役を卒業して、個々のひととして見る時期になったのだと気づいて、自然と涙が滲んだ。

仏教のいう「諦め」を、自己受容とともに、改めて実感した。

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