8/8 大好きだった仕事を辞めた後悔

■村山由佳の『燃える波』を読んでいる。今半分くらい。

■主人公のライフ・スタイリストの女性が、その『仕事』っぷりを、一緒に仕事をした大御所の女優や久しぶりに再会したカメラマンが認めていることを、彼らから直接伝えられるシーンがある。主人公は、戸惑いながらも、高揚している。
主人公が、うらやましかった。すごく。
わたしも、そういう仕事を重ねていきたかった。

■自分の仕事が認められる嬉しさを知っている。それを直接自分に伝えてもらったときの、「自分の仕事がそんなふうに言ってもらえるわけがない」という戸惑い、「褒めても何も出ないぞ」という相手に対するちょっとの疑い、「でも、自分はきちんと仕事してきた」という自負、それを相手が見ていてくれたという喜び、相手が本心から言ってくれているのだとわかる信頼、これから先の仕事に期待してくれていることが伝わって、自分の内側から湧き上がってくる熱い気持ち。前に・上に自分を押し上げてくれるような強い力。
そういう、仕事をしていて何よりの『ご褒美』を、何回かもらったことがある。直接もらったときは、そのときの言葉や気持ちをすぐに日記に書きつけたし、SNSのメッセンジャーでもらったときは、その画面をスクリーンショットで撮って大事に保存した。ときどき見返して、元気をもらっていた。

≪ここより下は、自分がぐるぐる考えちゃっていることや後悔している気持ちを書いています。ネガティブです。翌日読み直して、「これ、公開してるのどうなんだろう……」という気持ちになったので、有料にしますが、「お金払ってでも読みたい!」という方だけ、お読みください。≫

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