8/20 いつもと違う恐怖

通勤電車で座っていたら、突然、スマホとスマホを触っていた手にぱらぱらと水滴が降ってきた。

地下鉄の車内で、水滴、どこからきたんだろう。車内換気のために空いてる窓は向かい側だし。

不思議に思いながら少し周りを観察した。横を見ると、ひとり分あけた隣に座っていた男性が、汗を払っていた。

この男性の汗がとんできた、のかな?

夏だし、わたしだって汗だくだし、みんな汗くらい滴ってる。

でも。「あれ、これ、大丈夫なのかな?」と、急に不安になった。人の汗が自分にかかるのは、もともとあまり気持ちのよいものではないけれど、それよりも、怖さを感じた。

あわててタオルで拭きとった。早くアルコール消毒したい、とそわそわしてしまった。

水滴がその人の汗だと確定したわけじゃないし、そもそも汗で感染するのか知らないし、その人がコロナに感染してるかどうかなんてわからないけれど。「もしそうだったら」と思うと、今思っても自分でもおかしいくらい動揺したし、怖かった。

そんなに影響を受けていないつもりでいたのに、自覚ないうちに、結構過敏になっているんだな、と。そんな自分に気がついた出来事だった。

外、ちょっと怖くなってしまった。

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